Week11 CGA レギュラーシーズン有終の美!
ファンボとしては気分のいい試合日でした。
BC、及びAXIZ相手に2連勝! 特にBC戦は今後を占う意味でも重要な一戦でしたので、良い結果になって嬉しかったですね。
まずBC戦。
これは今までの流れを踏襲した上で、LCKでも見られていたコグ・マウを主軸に据えるという斬新なピックを試した形ですね。
強大なキャリー力を持つLunaに会えてLuluをピックすることによって、ペースを握らせず、終盤の影響力を高める狙いがあったと思われます。
対してBCは構成的にプロテクトADCのカウンターであるポーク構成。ゾーイ、エズリアルを主軸にドラフトではやや有利を取ったといえます。リヴェンというこれまたLCKでも見られるジャングルピックを行いました。
しかし実際の試合では、Napのオーンがソロキルするなど序盤からイーブンからややCGAペースで試合が進み、そのまま時間を稼ぐ形で進行します。そしてボットレーンもエズリアル相手に有利を取るという展開に。
こうなってしまってはBC側もずるずると試合を延長され、Artのコグ・マウのパワースパイクを迎えてしまいます。最後はArtをまったくとめられず、試合終了。
今後の実験的な意味でも価値ある試合だったと想います。CGAにとっては大収穫でした。
余談ですが、BCは相手チームによってOnceとWilderを切り替えてもよかったかな、と思うのです。CGAにとってWilderは相性の悪いジャングラーです。V3のSavageに苦戦したように、完全攻撃型ジャングラーはロングゲームを壊す力を持ってますからね。
OnceはStealに勝った事もあるジャングラーですが、やや攻撃寄りのコントロールジャングラーであって、マッププレッシャーはhachamechaにとっては操りやすかったのではないでしょうか。(簡単ではないでしょうけど……)
そしてAXIZ戦。
サポートをなんとAtyamomoに変更しての闘い。2位通過は決まっていたとはいえ、ここでCGAはあえて手札を見せてきました。
そして選んだチャンピオンはパイクです。つまりこれはGrendelを守備的に使用し、Atyamomoはトップロースターの選手にもかかわらず、攻撃的サポート用に修練を積んだのではないか?という情報を他チームに与えたのです。
深読みすぎるかもしれませんが。
実際の試合については言う事はありませんね。AXIZの長所ではあるUinyan-IseNNのラインを押さえ込み、逆にGariaru、Day1を純粋に力で叩き潰すという展開に。
最終的には圧勝でした。
CGAにとってはジャングルサイラスというピックの有用性と、レーナーの強力さを見せ付ける試合になりました。
そしてAXIZは今シーズン3勝をあげ、調子を上げてきたとはいえチームとしての成熟が出来ていない点が問題ですね。
現在の勝ちパターンとしてはUinyanキャリーという形が出来つつありましたが、逆サイドを崩されることが多く、Gariaruへのかかる負担が大きすぎてミスも多かった。
思うに、Gariaruにはもう少し負荷の少なくなるピックをさせるべきでしょう。ジグス・ゼラスのような長射程、ウェーブクリアに長けるメイジでのレーン拒否が必要です。ルブラン等は「悪くない」程度なので、決して「強い」ピックではないんですよね。ボットレーンも強力なわけではないので……。
AXIZがKRを入れない方針であるならば、ADC-SUPに補強を入れるべきでしょうか。NoAとDay1も他チームのADCと比べてしまうと、一本足りない。しかし日本人ADCで彼らを上回れる人員というと……。直ぐに思いつくのはHarettiか、あとは引退してしまった元DFMのADCか……。
夏スプリットまでに同仕上げてくるのか、楽しみにしましょう。
さて、プレーオフ、CGA VS USG という今シーズンでも何度も名勝負を生んだ組み合わせです。
次回は相性分析などについて考えてみたいと想います。