チーム理論:チームの強さとは
チームの強さというのは何なのか。
個人で例えば5と10の強さの人がいるとして、当然10の側が勝つわけだ。
それに5の人へ5の人が加勢すれば10の人と互角になる。
しかし、勝てるとは限らない。
そこで単純に5+5ではなくて5×5ならば10を大きく上回る。
10側に5が単純に+、でも25対15となり勝てるわけだ。
(勿論10側に加わった5とコンビネーションが良ければ25対50で完敗だが)
チームとはまず粒をそろえる事が第一である。
野球なら9人、サッカーなら11人、バレーボールなら6人。
そしてLOLなら5人だ。(サブは含めず)
これに個々人の力がかかわってくるわけで、10の人もいれば1の人もいる。
複雑な力関係で初期のチームが出来上がる。
当然、コンビネーションなどは磨かれていないから全員足し算だ。
例をあげるなら 5+5+5+5+5 平均的なチームならこれが25となる。
通常はバラけるから、これが4+7+2+3+7 とかになるわけで。
こういうまだ形となっていないようなチーム同士がぶつかると、結局個人間の力量差が浮き彫りになる。
そして、力が高い者がエースとなるわけだ。 10あるなら1人でもっていけるわけだ。
ただ稀に、資質を持つ人間がいる。足し算を掛け算に変えてくれる人材が。
なので5+5+5+5+5の2チームがいたとする。
1人が目覚めて、味方の1人とシナジーを発揮するだけで、
5×5+5+5+5 になるので、25→40という大幅な戦力アップになるわけだ。コンビがいるだけでも戦力は多大なアップを果たす。
さらにチーム全体を強化する資質を持つ存在がいる。リーダーだ。
つまり (5+5+5+5)×5 とかやっちゃうタイプ。この場合は25→100となるわけで。強い単独コンビがいるよりも、全然理論上は強くなる。
あくまで理想論だけども。(チーム間の相性もあるし)
なので優れたチームとはリーダーや、各々のシナジーを高めていく事で。
理想的には 5×5×5×5×5 という累乗計算が出来るというのがいいかもしれない。 (数値的には3125)
これがチームとしての働きかけが最大となる部分。
しかしここで問題が発生するわけだ。
dopaも言っていたけど、個々の能力であるミクロが低いことをマクロで補っていると、チームとしての力量はあがるけども、掛け算の係数が高まらない。
1に何をかけても1なように。個々が強くなければシナジーもクソも無いわけだ。
そう考えると、Kespaを制したGRFは個々の能力が最高峰な上に1年かけてきたチームシナジー、独自のマクロが相まって、チームとしての理想像を体現している。
その上で中盤戦が得意というはっきりとしたカラーもある。これは強い。
チームとしての強さってなかなかままならないものだなあ。