LJL Summer Final!! 日本代表決定戦!!
漸く秋口で、ゆったりと過ごしてますみっしーです。
それとは対照に、LJLは熱く燃え上がっています。
ついにFinal。 DFM VS V3戦です!!
対戦カードは、
シーズン1位 DetonationN FocusMe
VS
シーズン3位 V3 Esports
相変わらずハイライトは
LJL Highlight! Meanwhile in Japan - YouTube 様が良いですね。
マジでジェバンニです。早すぎる。
予想編でも申し上げましたが、筆者はDFMの3-1予想です。
では、見ていきましょう。
○第一試合 Ace、躍動す!
試合の流れを決定的にしたAceのバックラインダイブ! 力を見せ付けた!!
全体の流れを決定付ける第一試合、ピックはほぼ予想通り。
疑問符としてはモルデカイザーだが、Aceを警戒していた判断は正しかった。
DFMはパンテオン、サイラスを抑えてフレックスピックを生かした少数戦の強い構成に。これはV3の得意な時間帯に仕掛けていける強さを練りこんだ良いドラフトです。
対してV3はレッドサイドでの優位をしっかりと生かして、Midで優位の取れるルブランをピック。サポートでもスレッシュに対してブラウムを当てるなど、しっかりとしたプランを完成させています。 ややドラフトではV3有利と言えます。
試合内容ですが、まずはDFMがTopでダイヴを決め、上々の滑り出しを見せます。コントロールを握ったかに見えたんですが……Babyが2度目のダイヴを防ぎ、なんとかPazのエイトロックスを援護します。DFMは緊張からか息が合わず、惜しいシーンが目立ちます。
対してBot側ではV3が有利を築きます。(カウンターを生かしたプレイですね)
それを生かしてV3がダイヴを成功させ、テンポを握ります。ここからが得意なV3、テンポを渡さずタワーを次々と取得します。
DFMも切り返そうと集団戦を仕掛けますが、EviのアルティメットにV3は動じず、逆にエンゲージを仕掛けます。崩れた陣形にAceのルブランが飛び込み、主軸であったYutaponをキル。V3はバロンを取得し、差を決定的なものにしました。
緒戦、V3が勝利です!! (DFM 0ー1 V3)
○第二試合 Gaeng "The God"
Pazのライズのワープ先へ正確にフック!!Gaengが完璧に試合を壊していく!!
有利なはずのDFMが第一試合を落とし、勢いに乗るV3。
Bo5の流れはこのままV3のものなのか、V3の有利な第二試合、V3がやはりブルーサイドを選び、ピックが始まります。
V3は必勝のザヤラカン、DFMはついに伝家の宝刀を3本も抜いた
V3はザヤラカンを選択、強気にBotレーンを壊すプランニングを変えません。加えてタリヤにレネクトンと、序盤の強さを軸にしていく少数戦・エンゲージ構成です。
DFMは伝家の宝刀とも言うべきEviのナー、Yutaponのルシアン、Stealのノクターンをピックし、これもまた序盤からゲームを壊せる対抗型の形を取ります。(ラストピックまでノクターンは隠して、Babyの攻撃性を抑えた工夫もありました)
試合内容はまさにGaengが全てを壊した試合と言えます。
開始数分、BotレーンでフックからYutaponのルシアンを庇うなどのファインプレーでダブルキル。さらに数分後にStealのノクターンがアルティメットでガンクを決め、さらにダブルキルを取得。一気にBotレーンの主導権を握ります。
しかしV3は絶好調のAceがCerosから有利を握り、PazとBabyと協調することによってEviを追い詰めて、最初のタワーを獲得します。
結果的には互角のまま、中盤戦に突入しますが、ドラゴンピット横での集団戦が、この試合を決定付けました。迂闊に進んだAceのレネクトンを、またしてもGaengのスレッシュがフックで捕まえ、バーストで溶かしきります。続いてPazのライズのワープ先にフックを当てるミラクルプレーも決め、この集団戦に勝ったDFMが流れを引き寄せます。
その後もGaengが試合を牽引し、DFMが勝利しました!! (DFM 1ー1 V3)
○第三試合 華麗なる魔術師!!
3対5の絶望的状況をStealのアグロ引きとGaengのアルティメットで捌ききる!
1-1のタイとしてここまでまったく互角の両者、運命の3戦目はDFMがブルーサイドを選択します。
DFMはザヤをちらつかせ、ラカンを強要しようとしますが、V3が返したのはパンテオンとタムケンチ。若干ちぐはぐな印象をうけます。そのままDFMはザヤラカンを揃え、Eviのナーを確保、少数戦集団戦共に隙のないピックをします。
V3はヴァルスータムケンチの安定ピックから、ジェイス、サイラスとTop-Midでペースを作る形に切り替えます。それに対し、DFMはスカーナーを投入し、V3のブリンクが薄い構成の虚をつきます。
ドラフトではDFMが上回ったと言えるでしょう。
そして試合開始後、早速DFMが動きます。序盤からペースを握りたいAceのパンテオンに対して、Stealがまだアルティメットがないにも関わらずガンク、Cerosもそれに答え、ファーストブラッドを獲得します。その優位を生かしてDFMが序盤のペースを握っていきます。
そのままドラゴン前、DFMが優位を握りきると思ったそこに。
ここでAceがパンテオンをピックした意味を見せます。Babyのサイラスがラカンのアルティメットをコピーし、エンゲージした所に、パンテオンのアルティメットとスキルが突き刺さり、一気にトリプルキルの大戦果!! V3がペースを引き戻します。
テンポを握ると強いのがV3、ここで一気に攻め立てようとしますが、そこに立ちはだかったのはEviのナー、Cerosのシンドラでした。V3のプレッシャーをコントロールし、なかなか仕掛けさせません。
V3が好機を掴んだのは、Eviのナーをようやく捕らえてリコールさせた3v5の集団戦。万事休すかと思われたそれを救ったのは”魔術師”ことStealでした。自らが囮の位置を取ることでフォーカスを集中させ、Gaegnのラカンがアルティメットで時間を稼ぎ、なんと逆にキルを返す戦果を上げます。
こう着状態に陥った試合でしたが、地道にドラゴンを取得していたDFMはスニークバロンを決行。これがV3の焦りを生み、最後は……。
芸術的とも言える5メンチャームをアルティメットで決め、試合を決定付けました。
DFMが勝利です! (DFM 2ー1 V3)
○第四試合 復活の皇帝!!
最後を〆るのはやはり”皇帝”Ceros!! ソロキルで試合に終焉をもたらす!!
ついに王手をかけたDFM。サイド選択権がある以上、取り返したいV3。
第四試合が開始です。
ブルーサイドを取ったV3はザヤで再び圧力をかけます。それに対してDFMは意に介さないようにナーとスレッシュで返します。
最終的にはV3は明らかなGaengのスレッシュへVividのレオナをあて、Bot側のカウンターを取ります。総合力に優れたバランス良い構成を取りました。
DFMはカイサースレッシュでBotレーンは耐え、Midエコーを選択することでコントロールを取り、少数戦で崩していく意思を見せます。
試合の内容ですが、まず先手を取ったのはV3でした。
Stealの体力の低いところでBabyが奇襲をかけ、ファーストブラッドを獲得します。有利を生かして、BabyはAceの力を借りてマウンテンドラゴンを取得。これまでの試合と同様に、このテンポをどう転がすかが課題でしたが……。
押し気味の様相をみせていたV3のコンビに、Gaengがスレッシュのフックを突き刺します。Yutaponもそれに乗り、ダブルキルを取得します。
こうなると、拮抗してしまえばDFMがじっくりとコントロールをしていきます。決定的だったのはドラゴン前の集団戦でした。
焦ったV3を咎めた! ミスを見逃さないDFM!!
インファーナルドレイクにBabyとAceがアクションをかけますが、DFMは素早く寄り、Stealがスカーナーのアルティメットで完全に集団戦を勝ちきります。
ここまでくればDFMは流れを手放しません。しっかりとバロンを取得し、視界を決して手放すことなく、手堅く、手堅く本陣に迫ります。
ついにDFMが勝利を収め、LJL優勝、WCS出場を決めました!! (DFM 3ー1 V3)
○まとめ
Eviを愛しむCeros。全試合でトップの有利を取りきったEviは素晴らしかった。
と、いうことで、
最終的にはDFMが3-1で勝利しました。
V3も各自の力を発揮しきり、とても良い試合だったと想います。
実際のところ、ポテンシャルは素晴らしかった。(特にAce)
来年の春シーズンは、とても期待出来ると想います。
筆者は予想通りでほっと一息。
やはり、V3は4戦目で一端集中力が切れましたね。経験の差でしょう。
一方、DFMは力を見せ付けましたが……。
ここからが世界、WCSです。
王者たるDFMには、昨年以上の結果を期待したいですが……。
今年のWCSは全地域のチームで最高以上の結果が出ています。
昨年度、日本代表に苦渋を舐めさせられたブラジルからは、過去最高のチームといわれているFramengoが。
逆に日本代表を沈めたロシアは、元EUのノウハウを持ったUnicornsOfLoveが。
メジャー地域も納得の過去最高チームが揃います。
それでも、DFMに期待しましょう!!
次は10月、WCS編にて!!
それでは、また。