青い空を見て知る(LOLとゲームと人生これから)

趣味のブログです。主にLOL観戦・感想・分析、その他ゲームのやりこみなどの特集を掲載していきます。

ガレンユーミについての考察。

 こんにちわ、Worldsも盛り上がってますね!

 ピッケムが燃えまくってるみっしーです!! 好きなチームをピックしすぎて大爆発しました!(GAMとNA……)

 

 さて、今回は表題の通り、Worldsでも見られたガレン・ユーミについてです。

 

 そう、奴らです。

 

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 実際身内でも何度か検証してみまして、その有用性と強さが凄まじい事だと言う事がわかりました。

 ワールドパッチは9.19ですが、9.20~以降のライブサーバーでも勿論使用できる戦略になります。

 ただ、ソロQで使用できるかというと微妙なところなので、チーム戦で使ってみるのがいいでしょう。

 

 では目次です。

 

1:ガレン&ユーミとは?

2:長所と短所

3:運用に当たっての注意点

 

1:ガレン&ユーミとは?

 

 単刀直入に言えば、Botレーンで、ボット担当がガレン、サポート担当をユーミにすることをガレンユーミといいます。(そのまんまです)

 

グループステージでは、ソナタムケンチVSガレンユーミというとんでもない対決があった。

 

 Worlds以前に始めて公式戦で使用したのはEUリージョンのFnatic(FNC)です。

 今回もグループステージを突破した古豪ですね。

実はEUの最終予選でも登場している。DFMにも勝ったSPYを打ち砕いた。

 

 ちなみに、TopでかのG2のWunderが使用したところ、対面にボッコボコにされた為、WunderよりFNCのADC、Rekklesの方がガレンが上手い、などと揶揄されていました(笑)

 現在、9.20のライブサーバーの環境では、Wがシールドになったうえに、自然回復量が上がり、Topレーンでも普通に使用されています。

 どちらにせよ、このガレンユーミのピックをした時に、「FNCは遊んでいるのか?」と戸惑いの声が上がったに違いありません。

 しかし、そこにはFNCが見出したとてつもない強さが隠れていたのです。

 

 閑話休題

 

 大まかなガレンユーミのやり方を申し上げて置きますと、

1・ガレンにレリックシールド、ユーミにスペルシーフエッジを持たせる。(レーン戦がきつい相手にはドランシールドも有り)

2・レーン戦はレリックとガレンパッシヴ、ユーミEでの回復で凌ぐ。(ユーミのマナはダークシールとスペルシーフエッジの回復+マナフローバンド)

3・ユーミのルーデンエコー+メジャイ完成後、対面をポークした後に無理やりエンゲージし、キルを取っていく。

4・試合が長引いてもユーミのQポークを主体に、ユーミRをガレンQの機動力で当てて、ポーク+エンゲージを担う。

 

 といった形ですね。

 

2:長所と短所

 

 まず、ガレンユーミの長所です。

 

○長所

長所①:ユーミの運用が極めて楽になり、火力特化できる。

 

 以前にユーミの記事を上げた事があるのですが、ユーミの欠点として非常にステータスが低い事が挙げられました。単独で捕まったときは勿論、宿るのがADCだった場合、一緒に倒されてしまった事が多いのです。

 その為、回復力とマナの補充、自らの生存力を上げる為に赤聖杯。ADCに宿った場合にASを補助する為のアーデントセンサーが必要で、ポーク力はそこそこに留まっていました。

 しかし、ガレンを相方にした場合は違います。

 ガレンはファイターでありながら、タンク性能と逃げ足が速く、中々倒されづらいチャンピオンの一体です。まさにユーミの”ボディ”として運用するのに相応しい耐久性があると言えます。マーキュリーブーツに加え、ルーンで行動妨害耐性をつけた場合、CCでとめられる時間も短くなります。

 加えて言うならユーミQを当てやすくできる機動性、ポーク後のユーミRによる強引なエンゲージにも全てがかみ合います。他レーンが負けていても、ガレンユーミは手堅く闘えば、ガレンが柔らかすぎることは少ないと言う事もありまして、安定した砲台の”台”が完成する事になります。

 ユーミ使いにしてみれば、倒される心配がなくなるというだけで、メジャイ等の運用が楽にできますね。ルーデンエコーも使用することで、砲台の”砲”として特化したポークマシーンの出来上がりです。

 最強の”矛”と、最強の”盾”が一緒にあれば、強いのは当然ですね。

 

長所②:レーンの維持が比較的楽である。

 

 以前のADC氷河期にファイターにレリックを持たせてBotレーンに送り込むという行為が良くありました。レリックシールドを2枚、もしくはレリック+コインやスペルシーフエッジという組み合わせは、視界を広げる事にも、レーン維持力を高める事にも繋がっていたのです。

 その行為がメジャーではなくなった後も、ひっそりとヤスオ・グラガスと言う高度な組み合わせで見る事はありましたが、廃れた戦術として歴史の闇に眠っていたのです。

 しかし、その維持力の高さをガレンユーミではパーツの1つとして用いています。

 回復力の高いユーミのE、ガレンのパッシヴに、レリックシールドの無料の回復力を加えれば、レーンの維持力は相当高いモノになります。

 加えて、タワー下でのガンク耐性が非常に高く、ガレンWによって異常なバースト対策になりますし、ガレンR、ユーミR取得後は、広範囲対策+カウンターでのキル狙いは万全なものになります。

 以前にレーン維持特化したソナタリック戦略がありましたが、それと同等かそれ以上のレーン維持力が有ると言えるでしょう。

 

長所③:至上最高クラスの機動力

 

 ガレンQによる加速に、ユーミEによる相乗効果で、相手としては捕まえる事がまず困難です。

 加えて言うなら、エンゲージできる硬さ、回復力、ユーミQによる(弱体化されたとはいえ)スロー、ガレンQのサイレンス等、相手の甘えに付け込むキャッチ力は天下一品と言えるでしょう。

 その上ガレンEによるミニオンクリア性能もあり、ガレンにテレポートを持たせる事でさらにグローバルに立ち回れる他、通常移動での寄りも素早い。

 味方のピンチにも駆けつける事が簡単なんですね。

 チーム戦においての足の速さは脅威であり、それをアイテムなしで実現できるのは大きな強みだと言えるでしょう。

 

長所④:ダブルサポートアイテムによる視界確保力+視界除去力

 

 レリックシールド+スペルシーフエッジでの視界確保力は、通常のサポート単独+味方の黄色トリンケットとは比べ物になりません。

 その視界の優位を生かして、さらにガレンユーミのキャッチ力は輝くのです。

 加えて、ガレンもユーミも赤トリンケットを持つ事で、通常よりも視界(ワード)除去力が強くなります。スプリットをしないタンクTopや、ジャングルも赤トリンケットを持つ事ができ、緊急用の青トリンケット1+赤トリンケット4なんていう光景も見られます。

 相手側の視界は真っ暗なのに対して、此方側は煌々と明るいマップを独占する事ができる。それはガレンユーミならではでしょう。

 尚、個人的にはガレンユーミやヤスオグラガスはEU以上に、KRチームが好む編成だと思っています。この視界掌握の強さは、KRの「当たらない」戦いに向いていますから。(勿論EUも1・3・1のスプリットプッシュが得意ですから有効活用できますけれど)

 

 

 続いて、短所です。

 

○短所

短所①:オブジェクトへのアプローチが弱い。

 

 APが積まれてからはユーミはそこそこのタワー割りをする事はできますが、リッチベインを積めない関係上、ソナタリックの様に中盤からの強力な詰めは難しくなります。

 ガレンは言わずもがな、オブジェクトへはタンクをする事しかできません。(打ちこわしを入れることでタワーのみへはアプローチできますが)

 その為、全時間でドラゴン、ヘラルド、バロンとタワーへのアプローチは難しくなります。チーム戦であれば、味方のピックである程度これは解消できるのですが、ソロやデュオで運用が難しいのは、この欠点があるからです。

 

短所②:序盤のレーンコントロールが取れない。

 

 ソナタリックと同様の欠点ですが、どうしても最序盤はマークスマンのAA射程に押されがちになります。メイジ+メイジのBotレーンコンビにも、序盤から中盤まで不利を蒙るでしょう。

 キルこそ取られないものの、常に押される展開となる為、ドラゴンコントロール、及びBotレーン側のジャングルやスカトルの支配権は相手に譲ってしまう事になります。

 ただまあ……。

Worldsであった一幕。ガレンユーミはソナタリックより遥かに戦闘力がある。

 

 闘えないとは言っていない!!

 と聞こえたようなFNCのキャッチキルでした。タワー下で戦うことは、ガレンユーミにとってはいつでも反撃チャンスなのです。

 

③:高いサスティン能力で魅力が半減する。

 

 高いポーク性能+機動力によるエンゲージ性能が魅力のガレンユーミですが、ポークしても回復されてしまうチャンピオンは天敵です。

 そう、ガレンを倒そうとするのではなく、ポークを回復される、例えばブラッドミアや、ケイル等の回復能力がある相手に対面を張られると、魅力は半減してしまいます。

 しかも、無理やりなエンゲージも外す事が出来るため、ガレンユーミを使っている意味合いが薄れてしまいます。

 これを完璧に遂行したのがWorldsでのSKTでした。

ポークを避ける機動力と回復力、ウェーブクリアでガレンユーミを封殺するTeddyのケイル。

 

 しかもケイルは後半戦に強く、硬い相手をたちまち倒す性能をしていますから、ガレンユーミへの天敵と言えるでしょう。

 

 

3:運用に当たっての注意点



 長所と短所を踏まえた上で、ガレンユーミを生かすにはどうしたらよいのでしょうか。

 ソロQ向けではなく、チーム戦向けという事は何度も述べてきたとおりですが、味方の編成、そしてBanがある戦いならば注意しておきたい事があります。

 

注意①:味方にオブジェクトを取りやすい(DPSのある)チャンピオンを選んでもらう。

 

 ガレンユーミ最大の欠点が、有利をオブジェクトにつなげにくい点です。

 なので、Midトリスターナやカシオペア、ジグス等のタワーシージやオブジェクトへのアクションに優れたチャンピオンを選んでもらう事が必要でしょう。

 ガレンがタンク役として機能する為、Topにはスプリットできるファイターを選んでもらうのもいいかもしれません。

 DPSも不足する為、相手にタンクが多すぎる時にはやはり味方に依存する事が多くなってしまいます。

 

注意②:味方のピックをなるべくダイブ構成に寄せてもらう。

 

 ガレンユーミのエンゲージから、一気に相手を倒しきるバースト力か、ダイブして捕まえきる拘束力がどうしても必要になります。

 しかも、長い距離を追うことになる為、機動力の遅いチャンピオンでは十二分にガレンユーミの性能を発揮できません。

 JGがリーシン、レクサイ、エコー、ノクターン等のキャリーピックをしたり、一気に味方に追いつけるライズをMIDやTOPで使用する工夫が必要でしょうね。

 

注意③:ジャングルプレイヤーにBot側のコントロールが取れないことは伝えておく。

 

 どう足掻いても、序盤にコントロールを取る事は難しい行為です。

 その為、Bot側でJGが戦闘を起こした場合、いくら機動力があるとは言っても、ピンチに駆けつける事は出来ません。

 最初からマップ下側での戦闘は極力避けてもらうという工夫が必要でしょう。

 ますますソロQでは使えない要素ですね……。

 

 

 

 

 以上の要素を踏まえた上で、まずはノーマル等で運用してみてください。

 中盤からの絶大な影響力は病み付きになるでしょう。

 

 

 それでは、また。