青い空を見て知る(LOLとゲームと人生これから)

趣味のブログです。主にLOL観戦・感想・分析、その他ゲームのやりこみなどの特集を掲載していきます。

ユーミの使い方についての考察

 こんにちわ。 最近ジャングルばかりやってるみっしーです。

 仲間内のでプリメイドですけど、Crash復活の噂もあるので、5v5練習したいんですよね。(平均シルバーぐらいの身内ですけど)

 それはそうと、今回はユーミです。

 

マジカルキャット・ユーミ、紆余曲折を経て市民権獲得

 

 実装当初は勝率3割を切ったとして最低新記録を樹立したユーミ。

 NAの名サポートaphromooとボットDoubleliftをして「LOL始まって以来のゴミ」と評されたらしいです。

 

 ただ、実装当初はいざ知らず、ステータスのバフと使用法の確立によって、現在ではバンまでされるピックに成り上がりました。

 その強さについて、少し考察してみたいと想います。

 

 目次

 1:ユーミの能力

 2:ユーミがマッチする構成

 3:メタにはマッチするのか+ビルド情報

 

 1:ユーミの能力

 

 よくユーミは弱い、弱い、と言われたり、味方にくっついてるだけ、なんていわれちゃいますが、敵にしてみればこれほど嫌らしい、そしてレーン戦で当たりたくないポークチャンピオンはなかなか居ません。

 主にユーミの強さは、

 ・パッシヴによるマナ持ちの良さと、恒常的なシールド

 ・Qによる避けにくく、威力の高いポーク、強力なスローによるキャッチ力

 ・Wによる生存性の高さ

 ・E、Rをあわせたときの味方のエンゲージ力の強化、ガンク合わせ

 

 と、ポーク+エンゲージ補助というレーン戦、追撃戦に偏ったスキル構成をしています。

 反面、ユーミの弱さは、

 ・全チャンピオン中屈指の基礎ステータスの低さ

 ・ウェーブクリアが出来ず、単体ではレーンを保てない

 ・負けをひっくり返すトリックプレー、ビッグプレーに繋がるスキルがない

 

 なのでユーミというチャンピオンを例えるならば、

 「レーンで優位を握り、優位を取ったのならそれを広げる事が得意なチャンピオン」と言えます。もしチームが負けを背負ってしまったら、それをひっくり返すことは難しいでしょう。

 2試合例示してみます。

 (参照:LoL Esports VODs and Highlights様)

 

 まずレーン戦の強さ、ガンク合わせの強さが出たのが、LPL(中国リーグ)でのこの試合。

  シヴィアーユーミのコンビはレーン戦での鉄板になりつつある。

 

 この試合ではFPXはシヴィアーユーミを選択し、カイサーラックスに対して優位を取り続けました。しかもセジュアニのガンクにあわせて柔軟に飛び乗り、CCを追加で与えています。

 

 逆に、負けてしまった試合を見てみましょう。

  ユーミの身体の弱さ、それが出てしまった試合になった。

 

 ところは変わってLEC(ヨーロッパ)の試合ですが、この試合、VITはエズリアルーユーミという凄まじくポークの強い組み合わせで、ボットレーンの優位を築きます。

 しかし、体力の低い状態でキャッチされたり、ユーミが単体でいるところを倒されてしまったりと、優位をユーミのキャッチから崩されていってしまいました。

 それというのも、トップでは優位を取れていましたが、この試合はミッドとジャングルが凹まされており、そのカバーに動いたボットレーンが集団戦に巻き込まれています。チームが総合的にイーブンだったからこそ、少し無理をしたユーミが倒される自体が発生したといえるでしょう。(しかもユーミをキャッチできるノーチラス、ポッピーがいました)

 

 ユーミは現在、プロシーンでよく登場しますが、圧倒的に勝つか、圧倒的に負けるか、という試合が多いですね。

 つまり、ユーミを使う以上「レーン戦でも負けは許されない」と言えるでしょう。

 

 

2:ユーミがマッチする構成

 

 それでは、ユーミはどのような構成で使用すればいいのでしょうか。

 ボットレーンでサポートとして用いられるのがユーミですので、必然的にボットとの組み合わせが必要とされます。

 組み合わせる際、考えなくてはならないのは、

 ・長所を伸ばす事が出来るか。

 ・短所を補う事が出来るか。

 ・その2体、もしくは他構成でしかできない事があるか。

 という考え方があります。

 

 では、考えて見ましょう。

 ユーミのレーン戦の強さは、Qのダメージと、シールド、マナ回復、HP回復によるじわじわとしたハラス+ダメージトレードにあります。

 ハラス能力が高い、もしくは減らした体力を一気に取りきれるバースト持ちと相性がいい。

 候補としては。

 シヴィア(QWによるハラスダメージ、ウェーブクリア、Rによる機動力)

 エズリアル(スキルによる強力なハラス、Eによる生存性)

 ドレイブン(Qによる強力なバースト、W、E、Rによる追撃性能)

 ルシアン(スキルによるバースト、Eの追撃性能、Rによるウェーブクリア)

 等がプロシーンでも見られる組み合わせでしょう。

 特にシヴィアはウェーブクリアを序盤から行えるため、「短所を補えるか」という面でもベストパートナーとなります。

 また、ユーミを組み合わせることでエンゲージが難しい、ないしはエンゲージすれば勝ちやすいファイターチャンピオンとの組み合わせも試されています。

 イレリア(接近後の追撃と、ユーミの援護でEが入れやすい)

 オラフ(Qの張り付き性能と、一度くっついてしまえばマークスマンではとめられない火力)

 エイトロックス(オラフと同様、且つキャリー力、機動性では上)

 という候補があるでしょう。ただ、こちらはマークスマンの腕前が高い場合、且つ回避能力がある(エズリアル、ザヤ等)であれば苦戦する為、最高のシナジーとは言いがたいかもしれません。

 ウェーブクリアとAP上昇能力を考えるとメイジとの組み合わせも強くて、個人的にはブラッドミアとカーサスなどが相性が良い形でした。(特にブラッドミアは生存性能が高いのでハラスとサスティンでパワースパイクまで楽に過ごせる) ただ、ユーミがレーンを勝ちきりたい性能をしているので、有る意味でミスマッチになるやもしれません。同じメイジなら、レーンを勝ちきるシンドラやニーコが相性がいいでしょう。

 

 尚、トゥイッチなどのステルスチャンピオンとユーミが相性がとても良いです。

 ステルス状態から放たれるQの視認が出来ないからなんですね。これは「ステルスチャンピオンとだけできること」でしょう。

 そして韓国鯖で試されているのがクインとの組み合わせです。身内でよくやっているのですが、ロームがとにかく強い。最高速クインーユーミのバーストが凄まじく高く、ゲームを破壊する組み合わせといえるでしょう。(レーン戦若干弱くなりますが)

 

 なので、ユーミを使う際は

 ・レーンを勝ちきる、早期に強さのあるマークスマン

 ・加速力を上げて、マークスマンを凹ませゲームを壊すファイター

 ・ウェーブクリアとハラス、バーストを兼ね揃えたメイジ

 を横に置くといいですし、チーム構成では

 ・ステルス性能を持ち、奇襲をより強くするイブリン、シャコ、トゥイッチ

 ・バックラインを破壊できるブラッドミア、スウェイン、アサシン系

 がいると、よりユーミの強みが生きるでしょう。

 

 ここは矛盾した点なのですが、レーン戦が強い割りに、特有のコンボを持つチャンピオンは軒並みミドル、レイト志向なのですよね。

 無理せず、レーンでの勝ちを真っ先に狙いにいくといいかもしれません。

 

 

 

3:メタにはマッチするのか+ビルド情報

 

 さて、最後にまとめ且つ一般情報ですが、

 結論から言わせて貰うと「メタにはマッチします」

 現在、レーナーがゲームを作り上げるメタであり、ジャングルがその補佐に回ってレーン戦を壊す傾向が非常に高い。タワープレートが導入されて久しいですが、このシステムが変わらない以上、レーン戦の強さは勝敗にかなりの確率で直結します。

 使い方を理解することで、安定した、それでいて勝ちきれる性能を持っています。

 

 では実際に使うときのビルド情報を。

 

エアリー型 レーンを重視した最もポピュラーな形。

 

 エアリーはユーミと最も相性のいいコアで、Wでくっつくだけでシールドが発動するという強性能。

 マナフローバンドでマナ持ちをさらに良くし、英気集中、追火、切り崩しでハラス力を強化しています。特に基礎ステータスの低さを切り崩しで逆に利用しているのが素晴らしいですね。

 アイテムビルドは、マナと攻撃力を上げるアテネの血杯がコアビルドで、アーデントセンサー、リデンプションなどのサポートアイテムを積みます。

 序盤、優位を継続したいのなら、ダークシールを買い、圧倒しているならメジャイソウルスティーラーを採用してさらに魔力を高めましょう。

 ブーツはつい保留してしまいがちになりますが、CDRを補うアイオニアブーツが採用されています。

 サモナースペルは、ヒール+イグニート が主流です。Wの逃げ性能が強いので、フラッシュを持たずに2種類の別スペルを取れます。他には殺意高めのイグニート+イグゾースト、や防御重視のヒール+イグゾーストなどがあります。

 

 では少し変り種を。

 

グレイシャルオーグメント型 キャッチ能力が凄まじい事になります。

 

 グレイシャルオーグメントを採用した場合、GLP-800やツインシャドウを積んでいく事になりますが、アテネの血杯はコアビルドに当たる為、血杯→ツインシャドウか、血杯→GLP とどちらかを積む事になるでしょう。

 

彗星型 エアリー型よりハラス力が高まります。

 

 彗星をエアリーの変わりに採用した形では、ハラス力が高まるので、絶対にレーンを勝ちきりたい局面で見られます。

 LPLでもユーミのデビュー戦でみることができました。

 

ガーディアン型 レーンが苦しい、相方もユーミもカウンターを当てられた時に

 

 最も消極的なユーミの形で、マークスマンなどがミスマッチだったり、

 相手にノーチラスやスレッシュといったキャッチに長けるフックチャンピオンが居る際に採用されているようです。

 ユーミのサスティンを高める形ですが……安定はしますが強さを削る形のルーンで、あまりこの形を採用するようなマッチアップにはしたくないですね。

 

 さて、ここまでユーミの紹介をしてきましたが、いかがでしょうか。

 まだ勝率自体は40%の下ほどですが、正しく理解することで非常に強いチャンピオンですし、プロシーンでも使われている強さは本物です。

 ただ、例えば相方となるボットが理解しておらず、レイトゲーマーを採用してしまったり、味方全体が不利を背負う後半戦、集団戦志向を持つピックをしたときには非常に弱いピックとなってしまいます。

 Duo、もしくはフレックスでの使用が望ましいですが、低レート帯では味方のピックをみて採用していただきますよう……。

 

 

 参考サイト

LoL Esports VODs and Highlights - YouTube 様

lol-cla | 【Patch9.11対応版】ユーミのスキル紹介、ビルド・ルーンなど 様

 

 ちなみにlol-claさんは凄い参考になるサイトですから巡回したほうがいいですぜ。(ダイマ

 

 それでは、また。