青い空を見て知る(LOLとゲームと人生これから)

趣味のブログです。主にLOL観戦・感想・分析、その他ゲームのやりこみなどの特集を掲載していきます。

LJL Spring 2010 Week4!! 『長い長い夜』

 どうも皆さんこんにちわ。

 LJLWeekまとめ人のみっしーです。

 

 花粉が本格化してきて若干頭がぼーっとするんですが、

 頑張って参りたいと思います。

 

 

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 それでは試合まとめ見てまいりましょう。

 日程はこちら。

 

〇第一試合 SHG VS AXIZ

 第二試合 SG VS AXIZ

 第三試合 SG VS V3

 第四試合 V3 VS SHG

 第五試合 BC VS CGA

 第六試合 CGA VS DFM

〇第七試合 DFM VS RJ

 第八試合 RJ VS BC

 

 となります。

 本日のオススメ試合は第一、第七試合となります。

 

 

 尚、今回もまた良質なハイライトは

お世話になっております。

 

 此方で見ることができます。 お疲れ様です!

 

 以下詳細です。

 

 

 第一試合 SHG VS AXIZ「窮鼠、鷹を噛む」

UinyanとGariaruがフリーダメージ!! オラフユーミを囮にキャリーが牙を剥く。

 

 羽化しつつあるAXIZと、先週は勝ち切れなかったSHGの戦い。

 SHGがレッドサイドを選択し、アフェリオスをBanし、先週のOPであったセトをオープンします。AXIZはオーン、ルブラン、ブラッドミアをBanし、終盤向けのピックを消しにかかります。

 その結果、AXIZはユーミを抑えることに成功し、全世界で取り入れられているオラフユーミのピックを完成させます。そしてザヤ、ガンクプランクと手堅く、序盤から強い形のバランス編成を取ります。

 SHGはセトを抑えた上で、TopのDasherにイレリアを渡し、Topを中心としたエンゲージ編成を取ります。全員で飛び込む形でチームを仕上げました。

 

 試合内容ですが、SHGが序盤から仕掛ける形でDasherをキャリーさせようとします。強引な仕掛けでアドバンテージを取るも、AXIZにペースダウンさせられ、なかなか波に乗り切れません。

 中盤まで一進一退の流れが続きますが、AXIZが個々にSHGの面々を捕らえ始めます。次第にキル差が開いていき、SHGはスプリットするたびにキャッチを繰り返される展開に。オラフユーミの追撃力にキャリー陣が火力を合わせていきます。

 それでもSHGはバロンスティールをするなど、決め手を打たせないように立ち回りますが、構成差によって終盤戦に強いAXIZが集団戦を勝ち切り、勝利しました!

 

 勝者:AXIZ

 

 第二試合 SG VS AXIZ「皮肉なワンチャンス」

拮抗した場面でEntyのダークバインドが命中! すかさず追撃で貴重な1キルを拾うSG。

 

 初戦勝利で勢いに乗るAXIZと、上位に食い込みたいSGの試合。

 ブルーサイドをSGが選択し、両チームのBanによってユーミ、セト、アフィリオス、オーンと話題のOPピックは軒並み消されます。

 SGは優先してMFを取得、AXIZはザヤラカンで返しますが、それにカウンターのモルガナを合わせ、SGはBotレーンでの優位を選択します。さらにPireanにルブランを渡し、集団戦でも少数戦でも強いエンゲージ構成を作り上げます。

 AXIZはセジュアニ、ゾーイ、ガンクプランクとこちらはバランスの良いピックアップを重視した少数戦構成で対抗します。

 そして試合は一進一退の攻防が続きます。仕掛けているのはSGなのですが、タワーダイブをうまくAXIZがいなしてキルを返し、決定的な差を作らせません。

 逆にドラゴン前での集団戦に勝ち切るなど、ゴールド有利をAXIZが築きます。

 SGは焦らず、ドラゴンをさらに追加し、ソウルに王手をかけます。集団戦に向けてプレッシャーを強めるAXIZですが、ミッドレーンのコントロールを取り切れぬまま、にらみ合いをかけてしまいます。 結果、CorporalをEntyのスネアが捉え、連動してBlankがCCチェインを仕掛け、一気に落とし切ります。その人数差を利用し、SGが集団戦を勝ち切り、バロン、ドラゴンソウルを手に入れ、詰め切りました。

 

 勝者:SG

 

 第三試合 SG VS V3「堅実と慎重と」

長い!! とにかく長期化したゲーム。 約1時間でもキルは少なめだった。

 

 なんとか繋ぐSGと、堅実にひた走るV3の試合。

 SGがブルーサイドを選択し、ジャーバン、ユーミ、エリスとBan、集団戦向けの思惑が見て取れます。V3はオーンとアフェリオスをオープンし、ルブラン、MF、オラフを潰します。

 SGの回答はアフェリオス。それにブラウム、セジュアニと乗せ、オリアナ、ガンクプランクと完全に終盤戦、集団戦向けの編成をとります。

 V3はオーンを確保し、それにエズリアル、ゾーイ、カルマとポーク中心に編成をし、セジュアニのカウンターとしてトランドルを確保。こちらも終盤戦、睨みあいを見据えた編成を行います。

 試合はピック時点で分かっていることではありましたが、とにかく平行線で事は進みます。20分状態まで1キルのみしか発生せず、その後も集団戦が勃発するも お互いノーデットの展開が続きます。V3がドラゴンソウルを獲得するも、決定打にはならず。

 なんとかSGはapaMENのスプリットプッシュで形勢を打破しようとします。V3はそれを見て集団戦を仕掛けるも、SGの反撃に会い、ついにここで試合終了。

 実に57分もの試合を制したのはSGでした。

 

 勝者:SG

 

 第四試合 V3 VS SHG「構成の最適解」

意思統一ができなかったか。SHGがワンミスを確実に拾い、有利を得た。

 

 ロングゲームでの痛い1敗を喫したV3と、これ以上の連敗を避けたいSHGの試合。

 V3がブルーサイドを選択し、ファーストピックを狙います。BanはDasher警戒のイレリア、ルシアン、そして準OPのMF。SHGは定番通りのアフェリオス、オーン、モルデカイザーをBanします。

 V3はファーストピックでユーミを抑え、ユーミエズリアルの強力なポークコンビを抑えます。SHGはノーチラス、エリス、カイサとそれに対してカウンター構成となるエンゲージ構成を目指します。

 V3はそれに対してエイトロックスとリサンドラ、スカーナーを加えて、ポークを中心としたバランス構成に。SHGはそこにルブラン、レネクトンを加えて徹底的にバックラインを破壊する方向に特化します。

 試合内容はまさに構成通りの流れとなりました。序盤からSHGのTussleが強力なエリスのパワーを背景に、マップを縦横無尽に走り回ります。うまくV3も対応し、途中までイーブンに持っていくものの、リフトヘラルド前の集団戦で一気にエンゲージされ、リードを奪われてしまいます。

 構成差か、その後も粘るもののSHGが次々と集団戦で轢き潰し、勝利しました!

 

 勝者:SHG

 

 第五試合 BC VS CGA「歪んだ奇襲計画」

この試合が決まった瞬間。コンセプトが音を立てて崩壊していく。

 

 先週絶好調のBCと、2位を堅持できるか試練の週のCGAの試合。

 BCがブルーサイドを選択し、オーン、ルブラン、ゾーイとCGAの得意ピックをBanします。CGAはアフェリオス、ランブルとOPをBanし、加えてシンドラをBan。このシンドラBanが布石となります。BCが目論見通りユーミを抑えると、CGAは返す刀でタリヤ、パンテオンをピック。Botレーンを潰す選択肢を取ります。

 BCはそれを見てMF、セトをピック。最終的にはリーシン、ビクターと堅実な集団戦もレーン戦も強力な旬の構成を完成させます。

 CGAはタリヤパンテオンに加え、ヤスオ、エイトロックス、キンドレットと序中終盤バランスよく戦えるような色物編成になります。

 試合はまさに異色の展開となります。CGA、Ariaのヤスオがファーストブラッドを取得、流れに乗るかと思いきや、BCがうまく膠着させることに成功。Grendelのパンテオンが徹底的にロームをして他レーンに出没するも、BCは意に介せず捌き続けます。

 結果的には大きなアドバンテージを取ることなく、ヘラルド前での集団戦となっていまいます。当然、リードを奪われていたCGAは成すすべなく追い散らされます。Onceのリーシンの追撃にあい、完全に流れは決まってしまいます。

 そのままBCが詰め切り、CGAの奇策を完全に粉砕しました。

 

 勝者:BC

 

 第六試合 CGA VS DFM「舞い降りる”風”」

躊躇なく、容赦なく、徹底的に。 Stealがゲームを破壊していく。

 

 前試合の負けで嫌なムードが漂うCGAと、王者DFMの試合。

 CGAはブルーサイドを選択し、Cerosを意識したハイマー、ジグス、カルマをBan。DFMはメタなピックであるアフェリオス、ソラカと、Aria得意のゾーイをBanします。

 CGAは初手でオーンを抑え、Gango得意のセナ、Grendel得意のノーチラスとレーンでも集団戦でも強い、終盤向けのピックを見せていきます。

 DFMはMF、ユーミを抑え、それにオラフを混ぜたオラフユーミを完成させます。この時点で試合を序盤から破壊する上に、失敗時のフォローを織り交ぜたピックが見え隠れするのですが、その後ブラッド、カシオペアと抑えて集団戦のパワーも確保します。

 CGAはそこにDPS確保のルシアンとオラフに対抗するためかニダリーをピック。Midでの主導権を重視したコントロール系のバランスの良い構成です。

 がっちりと真正面から組み合った両雄ですが、既にピックの段階でDFMが全ロールを抑え込む形に。この試合からDFMのピックには名将OnAir監督が姿を見せており、格段に進化したドラフトを見せつけた形と言えるでしょう。

 試合全体もDFMが完全に支配します。Mid、JG、TOPと順番にガンクを決めていき、中盤からは集団戦を次々と起こし、勝利をもぎ取っていきます。

 しかもスケールにも優れるDFMに隙はありません。CGAは一矢報いることも難しく、ほぼ完封されました。 そのまま圧倒したDFM、1週目全勝です!

 

 勝者:DFM

 

 第七試合 DFM VS RJ「一瞬のカーテンコール」

テレポート、エンゲージ、バースト、DPS! 全てはこの一瞬の為に!!

 

 このまま下位では沈めないRJと、ついに1週目を全勝で終えたDFMの対決。

 2週目ということもあり、双方の手の内が分かったうえでの戦いに注目が集まりました。

 DFMがレッドサイドを選択し、 Banは定番のソラカ、アフェリオス、ランブル。RJはユーミ、ハイマー、エイトロックスとエンゲージを嫌うRJらしい選択に。

 RJはファーストピックでオーンを抑え、終盤戦を見据えた形を見せます。加えるのはエズリアル、ブラウムと硬く、手堅い形。

 DFMはMF、セトと強いチャンプにラカンを加えてのエンゲージを意識した集団戦向けのピックを展開します。さらにセジュアニ、カシオペアと強い、メタな構成を完成させます。

 RJはセジュアニのカウンターとしてトランドル、さらにAPダメージとCerosから取り上げの意味でジグスをピック。ポーク寄り、しかし集団戦も強い構成と、これまた真正面からコンセプトをぶつけに行きました。

 そして試合展開はキルの少ない静かな展開が続きます。トップレーンでいざこざは起こるものの、双方取れるオブジェクトを優先して堅実な行動を続けていきます。

 それでも支配するのはDFMで、ドラゴンとゴールド有利を取ります。RJはヘラルドを利用してミッドを押し続け、なんとか食い下がります。

 勝負が決したのは28分。バロン前の集団戦でした。RJは勝機ありとバロンに触ってDFMを誘います。しかし、Gaengのラカンが完璧なエンゲージを死角から決め、機能不全に陥ったRJは次々と討ち取られていくのでした。

 計画通りのタイミングで圧倒! DFMの勝利です。

 

 勝者:DFM

 

 第八試合 RJ VS BC「エンドレスバトル」

 本日何度目かのロングゲーム。殴り合いを制したのは、RJだった。

 

 対照的な2チーム、波に乗るBCと逆に勢いを止められたRJの試合。

 RJがレッドサイドを選択し、エリス、アフェリオス、ユーミをBan。やはり徹底的にエンゲージ要素と序盤要素を潰します。BCはソラカ、オーンとNinja警戒でゾーイをBan。ファーストピックは残ったセトをピックします。

 これを受けてRJはランブル、ジャーバンと強力なコンボピックを取ります。それに加え、エズリアル、ノーチラスと集団戦で強く、スケールも高い、バランス構成を取っていきます。 BCもMF、アジール、モルガナと抑えて負けじと序中終盤どの時間帯でも狙って仕掛けられる形を仕上げます。

 RJのラストピックはケイル。無敵を持ち、集団戦で輝くセトのカウンターです。こうして、両チーム共に集団戦を見据えた構成が出そろいます。

 試合は、まずBCが先手を取ります。Topでガンクを決め、次々とアクションを成功させて一時5キル差を作って有利に展開を進めます。しかし今季は粘りに粘るRJは、少しずつ集団戦でキルを奪い返し、徐々に逆転していきます。

 そしてドラゴン前の集団戦でついに上回り、RJのターンが始まる……かと思いきや、今度はBCもOnceのドラゴンスティールなど粘りを見せます。

 そのままお互いに単独でのデスもあり、やきもきするほど長い展開が続きます。無造作な集団戦も勃発し、両チーム集中力が切れたのか、最後の最後に力押しでRJがキルをもぎ取ります。

 最後は詰めきり、RJが粘り勝ちを収めました。

 

 勝者:RJ

 

 

 

・今週の順位 まとめ

 団子具合がよくわかる成績表。前半戦終了時で、これは異常だ。

 

 試合は1週目が終了し、全勝はDFMのみ。

 正直に言えばとびぬけすぎていて比較ができないレベルの差を感じてます。

 そして2位以下は団子も団子で、予想が全くできない恐ろしさがあります。

 どのチームもコンセプトはあってもチームとしてまとまり切っていない脆さがあり、このままだとDFMの1位通過は確実ではないでしょうか。

 

・Week5のスケジュール

 次回日程は以下の通りです。

 

 

 第一試合 AXIZ VS RJ

 第二試合 BC VS RJ

 第三試合 DFM VS BC

 第四試合 AXIZ VS V3

 第五試合 SG VS DFM

 第六試合 SHG VS V3

 第七試合 CGA VS SG

 第八試合 SHG VS CGA

 

 注目の試合は今後のプレーオフ争いを生き残るには、ここで踏ん張りたいAXIZ、RJ、V3が戦う第一、第四試合。

 そしてDFMにSGが挑む第五試合でしょうか。

 

 ……メタの影響もあるでしょうが、それでもDFM以外でロングゲームが多すぎる気がします。

 来週はもっと戦略的な試合が見てみたいですね。 

 それでは、また。

 

 

LJL Spring 2010 Week3!! 『Gaming Plans』

 どうも皆さんこんにちわ。

 LJLWeekまとめ人のみっしーです。

 

 間隔が短すぎて内容整理がまったくできてなかったり、します、が!

 Week3も紹介していきますよ。

 

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 それでは試合まとめ見てまいりましょう。

 日程はこちら。

 

 第一試合 RJ VS AXIZ

 第二試合 AXIZ VS CGA

 第三試合 CGA VS V3

◎第四試合 V3 VS RJ

 第五試合 SHG VS DFM

 第六試合 BC VS SHG

 第七試合 BC VS SG

◎第八試合 DFM VS SG

(オススメ試合には◎をつけています)

 

 となります。

 

 じっくり見たい方はLJL Highlightさんが良質なリプレイを上げてくださってます。

 感謝!(回線トラブルがあったにも関わらず!)

 


 

 以下詳細です。

 

 

 第一試合 RJ VS AXIZ「羽化の兆し」

3メンノックアップから要であるArtを落としきる!

 

  1勝が欲しいAXIZと下馬評よりは低空飛行になってしまっているRJの試合。

 RJはレッドサイドでアカリ、アフェリオス、セトの3OPをBanし、オーンやジャーバン等を選び、地力での勝負を強います。対して、AXIZはエリスから抑え、序盤からの仕掛けを重視したピックをします。ラストピックでRJはサイラスという意外なピックを行いますが、双方ある程度得意な形を取ったと言えます。

 試合は予想通り、序盤~中盤を見据えたAXIZが先手を取ります。ドラゴンこそ取られるものの、ファーストブラッド+ヘラルドを利用してタワー有利を得ます。

 RJはそれに対して、2度目のヘラルドで集団戦を挑みます。この時点での差は1kほどだったので十分勝機はありましたが、Uinyanの3メンノックアップの活躍もあり、AXIZが勝ち切ります。

 その後は綺麗なスノーボールを描き、AXIZが今季初勝利を手にしました!

 

 勝者:AXIZ

 

 第二試合 AXIZ VS CGA「刹那の勝機」

Gango、絶好のフラッシュ・イン! 敗北必至の場面を集団戦一発でひっくり返す!

 

 勝ちを得て勢いに乗るAXIZと、2位を走るCGAの試合。

 AXIZはレッドサイドからアカリをBan。セトとアフェリオスを開けます。

 それに対してCGAはセトをラストピックでBanし、一方的にアフェリオスを獲得します。CGAはさらにルブラン、ノーチラスと強力なチャンピオンを抑えることに成功、Napの得意なチョガスも加え、総合力に優れるバランス構成を取ります。

 AXIZはそれにカウンターを合わせます。リサンドラ、ジンクス、ガンクプランクと集団戦+終盤戦を見据えた耐えるピックです。

 

 試合展開ですが、カウンターを取られたはずのCGA、ボットが果敢に攻め立てます。Yoshiの援護も得て、ファーストブラッドを獲得します。

 ただ、そのリードはドラゴン前の集団戦で覆されます。AXIZがHideのジンクスを中心に数度、キルを得て情勢を盛り返します。AXIZはそれを受けて着実にリードを重ね、Gariaruのエンゲージを加えてあと一歩までCGAを追い詰めます。

 しかし、それを切り返したのはNapとGangoでした。自陣ジャングルでの集団戦にてNapがタンクをし、Gangoが機会をみてのフラッシュイン。エースを奪い、勝ちの流れを手繰り寄せました。その後も、Napがタンクをし続け、AXIZは後退するしかできませんでした。

 CGA、見事な逆転勝利です!

 

 

 勝者:CGA

 

 第三試合 CGA VS V3「相手を貫く”弓”」

キャリーたるAriaを完璧に捉えるRainaのフック! まさに、乾坤一擲!!

 

 2位を堅持したいCGAと、ここまでイーブンと悪くないV3、今後を占う戦いです。

 V3はOP3体をレッドサイドでBanし、エリス、オーンを抑えます。CGAはノーチラス、トランドル、チョガスとフロントラインを作り上げます。

 CGAの要たるキャリーはカリスタとゾーイ。中盤戦から作る集団戦向け+レーンも強いバランスピックです。対してV3はザヤとジェイス、これも同じコンセプトのガチンコ勝負となりました。

 試合はまたもYoshiが積極的に仕掛け、CGAが序盤のペースを握ります。ただ、V3もBugiのトップガンクを中心に真正面から対抗、中盤戦までお互いに譲らない激しい仕掛けが続きます。総合的にはV3がボットでの有利を得て、少しずつ差をつける展開に。

 終盤まで平行線が続き、CGAはクラウドソウルを獲得します。それでも決定的な差はつかず、決定機だったのはエルダードラゴン前での集団戦でした。

 アグレッシヴに前に出たGangoをV3が囲い込み、残るキャリーであるAriaをRainaが捉えて撃破。Napのチョガスも育ったザヤがいては下がらざるを得ませんでした。

 V3がつばぜり合いを制して、勝利です!

 

 勝者:V3

 

 第四試合 V3 VS RJ「祝砲を挙げろ!!」

止まらない止まらない! Artが止まらない!! ハイパーキャリー構成炸裂!!!

 

 このまま2連勝で上位を追いたいV3、なかなか波に乗れないRJの戦い。

 レッドサイドはRJで、セト、アカリをBanし、V3にアフェリオスを渡します。優先したのはオーンとノーチラス。それにリサンドラ、セジュアニと合わせて強力なフロントラインを形成します。

 V3はルブラン、リーシン、レオナと序盤から強力なチャンピオンに加え、ガンクプランクを加えてバランスの良い構成を作ります。

 RJがはめた最後のピースはジンクス。これでブレないプロテクトADC構成が完成しました。

 試合展開はV3が果敢にアクションを続けていきます。Bugiを中心に攻撃を重ねていきますが、RJはそれをヒラリヒラリといなし続けます。ボットレーンでの集団戦ではシージをしたV3を逆にキルで返す大戦果を挙げます。

 V3はそれでも攻めをあきらめず、アクションを起こし続けます。結果としてゴールド差は作るものの、ドラゴンを抑えられてほぼイーブンの形に。

 RJとしては望みの形を作り、Artのジンクスのコアがそろった時点でグループアップ。オブジェクトを積極的に取りに行きます。V3もそれを咎めようとしますが、Cogcogの絶妙なエンゲージ、Vivid、hachamechaの完璧なピールも相まってArtが暴れまくり、成すすべなく倒れていきました。

 まさにプラン通り! RJが勝利しました。

 

 勝者:RJ

 

 第五試合 SHG VS DFM「コントロールゾーン」

この男、予測不能!! 画面上方、完全に死角からGaengのラカンがエンゲージ!! 

 

  首位を単独でひた走るDFMと絶好調のSHGの試合、注目が集まります。

 レッドサイドはSHGで、セトをBan。Ceros警戒でハイマーディンガーとカルマも消されます。DFMは当然空いたアフェリオス、そしてBanへの回答はジグスのピック。これにラカン、エイトロックス、キヤナと中盤以降の集団戦を見据えたバランスの良いピックを行います。

 対してSHGは準OPたるランブル、ジャーバン、MFと抑え、こちらも中盤の集団戦を見据えたピックでガチンコ勝負を演出します。

 試合はややレーン戦でのパワーが強いSHGがペースを握ります。ドラゴンを2つ得てることに成功、ゴールド差も1k取り、中盤での決戦に備えます。

 しかし、思惑を上回ったのはやはりGaeng。万全な体制で臨んだSHGを死角からのエンゲージで完全に陣形を乱します。そこにYutapon、Ceros、Eviが襲い掛かり、完全にDFMが主導権を握り返します。

 そして丁寧にゲームを進み、畳み切りました。 DFMの勝利です。

 

 勝者:DFM

 

 第六試合 BC VS SHG「重厚なプランニング」

スキルマッチアップであるMidの流れ、Roki-Onceのラインが手繰り寄せる!

 

 分厚い壁に阻まれたSHGと、先週の不調を取り返せるかというBCの試合。

 レッドサイドはSHGで、アフェリオス、セトをオープンし、オーン、エリス、そしてセトのカウンターであるダリウスをBanします。BCはアカリをBanし、アフェリオスを確保。

 SHGは勿論セトを抑え、グラガス、MFと集団戦向けのピックをします。

 BCはブラウム、モルデカイザーとフロントラインを抑えた上で、ルブラン、ジャーバンの強力なMid-JGラインを形成します。SHGはこれに対抗するためか、ラストピックでアーリという奇手を繰り出します。

 チーム構成が似通った上で、この試合、Midに命運が託されたと言えるでしょう。

 それを理解した上での試合開始。JGの動きに注目が集まりましたが、先手を打ったのはBCのOnceでした。Rokiのルブランの仕掛けに完璧に合わせ、ファーストブラッドを演出します。

 そこからRokiはトップにプレッシャーをかけ、RayFakeyのモルデカイザーの成長を助けます。結果的に、それが強固なフロントラインを生みます。

 ヘラルドの集団戦ではバックラインをRokiとRayFarkeyが連動して崩し切り、有利を握ります。その後の展開でもじわり、じわりとBCはチームワークでSHGの仕掛けに合わせ、それ以上のオブジェクトを獲得していきます。

 綺麗なローテーションを続け、BCが勝利しました!

 

 勝者:BC

 

 第七試合 BC VS SG「オブジェクトアクション」

組織的な動きでイーブンの状況を崩すのはBC! 明確なプランニングは崩れない。

 

 一気に好調な姿を見せたBCと、依然持ち味の出せないSGの戦い。

 レッドサイドはSG、今回はアフェリオスをオープン。BCはシンドラ、オリアナをつぶし、Pireanのルブランを誘います。

 BCは勿論アフェリオスを抑え、SGのピックに注目が集まります。選んだのはランブル、リーシン。返す刀でBCは空いていたルブランを抑えます。

 最終的には、SGはオーン、アッシュを中心にマルザハールを加えたキャッチ+少数戦構成で中盤から勝負をかける形に。

 BCはブラウム、ジャーバン、ガンクプランクを加え、スケールの良いバランス構成を取って、またもMidからのコントロールを狙います。

 試合展開は、SGがまず支配します。ドラゴン、リフトヘラルドを取得し、有利を築いたかに見えましたが……BCは逆サイドでのアクションを徹底し、ゴールド有利を優先させます。

 装備の整った中盤戦。BCはスケールの強さを利用して果敢に集団戦を仕掛けていきます。キャッチで有利がとれないと、じりじりと押されるSG。BCはオブジェクトめがけて圧力を強め、SGは防戦一方になります。

 最後はRayFakey、Yuhiも暴れまわり、BCがエースを獲得、勝利しました!

 

 勝者:BC

 

 第八試合 DFM VS SG「戦略的優先順位」

逃がさない!! 無理やりこじ開けた隙から次々とDFMの面々が雪崩れ込んでいく!

 

 全勝街道をひた走るDFM、それに待ったをかけられるのかSGという試合。

 レッドサイドはSGで、セトをオープン。(ハイマーは勿論Ban)

 DFMはこれに応え、セトをピックします。それに対してSGはオラフ、ソラカと、LCKで見られたトップソラカ+オラフ構成を匂わせます。

 当然キーチャンピオンであるユーミをDFMばBan。さらにエズリアルをピックし、オラフをいなす構成をしっかりと取ります。加えてジャーバンも抑えているため、全体的にSGの構成をDFMがカウンターします。

 試合展開はSGがMF+ノーチラス、そしてオラフのパワーを生かしてドラゴン、ヘラルドを支配します。DFMは個別のキャッチとタワー取得を優先させてゴールド有利を得ます。

 SGは試合を加速させようとドラゴン取得をさらに盤石にし、インファーナルソウルにリーチをかけます。明らかに強力なバフですが、なんとDFMはそれを放棄し、安全を優先させます。

 じっくりとDFMはビルドを整え、SGの綻びを突きます。それはエンゲージツールの少なさ。DFMはきっちりと自分たちが有利な局面で仕掛け切り、勝ち切ります。

 まさかのソウルを捨てての勝機構築。見事な戦略勝利で、DFM、またも勝利です!

 

 勝者:DFM

 

 

・今週の順位 まとめ

 

安定のDFM。そして超混戦。

 

 DFMが圧倒的1位で、第一週目ローテーション全勝まであと1つです。

 やはりメンバーチェンジがなく、ミクロ面で上位なチームは一味違います。

 そして2位~最下位まで大混戦。 まだ明暗分ける、とまでは行かない現状です。

 

 

・Week4のスケジュール

 次回日程は以下の通りです。

 

注目試合は第六試合だろうか。

 

 第一試合 SHG VS AXIZ

 第二試合 SG VS AXIZ

 第三試合 SG VS V3

◎第四試合 V3 VS SHG

 第五試合 BC VS CGA

◎第六試合 CGA VS DFM

 第七試合 DFM VS RJ

 第八試合 RJ VS BC

(注目試合には◎をつけています)

 

 現在3位タイであるV3とSHGの試合が注目ですね。

 そしてDFMの全勝のかかる第六試合も見ものです。

 

 次回は少し間があいて2月23日(日曜日) です!

 

 それでは、また。

 

 

LJL Spring 2010 Week2!! 『チームの真価』

 どうも皆さんこんにちわ。

 LJLWeekまとめ人のみっしーです。

 

 前回Week1から僅かに3日。

 Week2は激闘が予想されます。

 

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 それでは試合まとめ見てまいりましょう。

 日程はこちら。

 

 第一試合 V3 VS SG

 第二試合 BC VS V3

 第三試合 CGA VS BC

◎第四試合 SG VS CGA

 第五試合 DFM VS AXIZ

◎第六試合 RJ VS DFM

 第七試合 SHG VS RJ

 第八試合 AXIZ VS SHG

 

 となります。

 (オススメ試合には◎ をつけてます)

 

 そして相変わらずお仕事の早いハイライトさんがこちら。

 

www.youtube.com

 

 

 以下詳細です。

 

 第一試合 V3 VS SG 「動と静 交錯す」

単独で囮を引き受けたPirean。デッドせずに生き残る!!

 

 初戦、1勝1敗の現状から、勢いに乗りたいSGとV3、どちらも譲れない一戦です。

 サイド選択権はV3で、ブルーサイドを選択。SGはセトのみオープンにし、MFとBlank得意のリーシンを確保、加えてルブランやヨリックなどスプリットに秀でた構成へ。 それに対してV3はセナをピックし、グラガス、ブラウムなど守備よりの構成+ジェイスを加えてある程度のバランスを取ります。

 凌いでいけばスケールで勝るV3でしたが、ボットレーンでSGが早々に仕掛け、タワーダイブで有利を築きます。それに対してV3はトップ側で有利を取りますが、ドラゴンのコントロールを取られたV3は、SGのドラゴン取得を止めることができません。

 しかし、V3もスケールを生かして少しずつ有利を重ねていきます。事態は硬直したかに見えましたが、勝敗を決したのはPireanのベイトでした。自らを囮に、デッドすることなくV3を引き付け切ったのです。チームメイトがその後、仕掛けきり、バロンを取得したSGが大きくゴールド差をつけ、勝利しました。

 

 勝者:SG

 

 第二試合 BC VS V3 「来た、見た、勝った」

今季初のパーフェクトスコア。最初から最後までV3は危なげなく走り抜けた。

 

 なんとしても踏みとどまりたいV3と、結果を残したいBCの戦い。

 BCがレッドサイドを選択し、OPチャンプであるアフェリオス、アカリをBan。V3もセトをBanし、初手にはオーンを取ります。

 対してBCはRayFakey得意のダリウス。Rokiのヴィクターなど、各々の得意ピックを優先させます。V3はそつなく準OPのMFにノーチラス、ゾーイやレクサイとバランスの取れた集団戦構成を取ります。

 各々のチームのプライドがぶつかるようなピックになりましたが、試合は一方的なものになりました。

 V3ジャングルのBugiが、BCのOnceに執拗に圧力をかけていきます。そのプレッシャーを利用してV3はダイブを決め、アドバンテージを取っていきます。しかも、隙なくタワーシージを繰り返すため、BCはなかなかそれに対抗することができません。

 そのままV3は強い時間帯に有利を重ね続け、勝利しました。

 

 勝者:V3

 

 第三試合 CGA VS BC 「ダブルエース」

拮抗した集団戦を崩しきったのは、やはりこの男Aria!!

 

 なんとか勝って上位を追いたいBC、初日は上々のCGAと戦います。

 CGAはブルーサイドを選択し、BCにOPのBanを強要します。結果的にCGAはセトを手に入れ、BCはMFを優先します。

 しかし、CGAの罠だったと言えます。LCKでもメタBanされていたGangoのドレイブンがBan漏れしてしまい、Ariaの得意なルブランと共にピックされます。BCも得意ピックを抑えますが、少々歪なバランス型に。

 試合内容としては、序盤から中盤までは小競り合いの続く動きの多い戦場となりましたが、スケールで勝るBCはCGAのアクションをかわして拮抗させていきます。

 転機は中盤からの集団戦、徒歩でエンゲージしたGrendelのノーチラスを起点に、両チームががっぷり4つで戦い始めます。 しかし乱戦になってしまえば、個々の能力で勝るCGAが有利。 BCは最後まで粘るものの、Ariaのルブランに溶かされてしまいます。

 そのまま有利を手放さず、CGAが勝利をしました。

 

 勝者:CGA

 

 第四試合 SG VS CGA 「赤い閃光、今奔る」

オーマイガッ!! 不利な情勢を一瞬で覆すNap&Ariaのコンビネーション!!

 

 両チームとも1戦目を勝って、勢いになっているSGとCGAの試合。

 サイド選択権はSGで、レッドサイドを選びます。CGAはセトを得、SGはMFとルブランを抑えるメタと得意ピックの取り合いが発生します。

 CGAはさらにキャリーにブラッドミア、セナを加えた終盤スケールの集団戦向け構成に、SGはリーシンに対してレクサイ、セトに対してのケイルなど、スケールを補ったうえでアサシンも可能なピックアップ構成を取ります。

 まず試合はSGの圧倒的なペースで進みます。 YoshiのリーシンをBlankのレクサイが追いかけまわし、キルまで取ります。育ち切っていないCGAのキャリー陣を追いかけまわし、オブジェクトの優位を堅実に築きます。

 しかしこの試合、どんでん返しが待っていました。 万全を期したバロンへのアプローチに、NapのセトとAriaのブラッドミアが強襲! パワースパイクを迎えていた両名が、バロンピット内にいたSG側のキャリーを根こそぎ追い散らし、バロンをスティールしたのです。

 結局このバロンが決めてとなり、CGAが一気に詰め切りました。

 

 勝者:CGA

 

 第五試合 DFM VS AXIZ 「Evi+セト=無敵

Eviの完璧なイニシエートから、DFMが集団戦で圧勝!!

 

 後半戦、最初は初日唯一の2勝DFMと、唯一の2敗AXIZの試合。

 ブルーサイドを選択したのはDFM。 AXIZに選択を迫ります。 結果的に抑えたのはセト。ただでさえタンク系の得意な日本一のトップレーナー、EviにOPチャンピオンが手にわたってしまう結果となりました。

 AXIZはその代償にアフェリオス、モルデカイザーを抑え、カーサスJGという珍しいピックも含めての長期戦を見据えた集団戦構成に仕上げます。

 対してDFMはMF、ノーチラス、グラガスと堅実に抑え、Ceros得意のカルマを加えたDFMらしい集団戦構成を取ります。

 尚、試合はEviが圧倒的なパフォーマンスを見せ続けます。Stealのトップガンクも相まってUinyanはまったく息ができません。 結果的にタワーを次々と取得されてしまい、バロンも取られてしまいます。

 一時AXIZもEviを捕らえて反撃したものの、結局DFMは逆転要素を与えず、詰め切りました。

 

 勝者:DFM

 

 第六試合 RJ VS DFM 「コンセプトの徹底」

粘り続けるRJ、それを振り切るためにDFMが選んだ最後の一手!!

 

 3連勝と波に乗る王者DFMと、他チームよりもはっきりとコンセプトの見えるRJの戦い。

 RJがブルーサイドを選択し、DFMに択を迫ります。 DFMはなんとアカリとアフェリオスの両方をオープンにします。 これに対するRJ、なんとオーンを優先して取得。当然、DFMはアカリ、アフェリオスを抑えてしまいます。

 RJは最終的にヴァルス、ノーチラス、カシオペア、レクサイを抑えてオーンを加えた集団戦構成をとります。

 DFMはシンドラ、タリックを加えてスケールの良い集団戦構成を完成させます。

 両チーム共、集団戦に重きを置いた上で、自信をもってピックしたことを見ると、チームコンセプトを徹底し、真正面からの戦いを望んでいるように見えました。

 そして、試合もガチガチの集団戦が起こっていきます。序盤こそ、RJも個人のファインプレーで拮抗させるものの、僅かずつDFMが勝利を重ね、試合中盤までには大量リードを奪います。

 しかし、ここからRJは粘りを見せます。バロンをクラウドソウルと引き換えに手に入れ、一時期差を2kほどまで詰めます。

 追いすがるRJをDFMは最後のひらめきで押し切ります。それはインヒビターの割れたミッドレーンへのバックドア。CerosとEviをRJの本陣になだれ込ませ、そのまま一気に勝利までこぎつけました。

 

 勝者:DFM

 

 第七試合 SHG VS RJ 「Protect vs Soldiers」

スキルの応酬の中、きっちりオーンのRを捌く名手Pooh!! SHGが集団戦で魅せる!

 

 後退すると苦しいRJと、新チームでありながら実力を証明したSHGの試合。

 SHGはレッドサイドを選択し、アフェリオスを取れないRJの弱点を突いたドラフトを展開します。 アフェリオス、エイトロックスと抑え、グラガス、アジールとバランス重視のピックをします。 RJはエースのArtにアッシュ、Vividにバードを与え、序盤からボットレーンの支配を狙います。総合的にみると、レーン重視でありながら、オーンの存在でスケールも悪くない構成に。

 試合はお互いにアクションを繰り返していくものの、非常にキルは少ないテクニカルな集団戦が展開されます。

 そこでSHGが取った一手は、hachamechaのエリスを一気にキャッチすることです。結果的にそれがバロンの取得につながります。

 それでもDFM相手に粘って見せたRJ。SHG相手にも時間を伸ばしていこうとするのですが、ドラゴン前での集団戦にて痛恨の敗北を喫します。

 結局、それが決定打となり、SHGが勝利しました。

 

 勝者:SHG

 

 第八試合 AXIZ VS SHG

完全な状態での5対5、しかし総合力で上回ったのはSHG!!

 

 連敗の渦から逃れられないAXIZ。新進気鋭にて連勝中のSHGとくっきり現状がわかれる2チームの戦いがWeek2の〆となります。

 AXIZがレッドサイドを選択し、アフェリオスをオープンします。しかしSHGは選ばず、ランブルを取りに行きます。 当然、AXIZが抑えるのですが、SHGはセナータムケンチで堅実な構成を取ります。

 最終的にはAXIZはスケールに勝る集団戦構成に。 SHGはセナをピックし、それを守るプロテクト構成を取ります。

 そして試合は、AXIZがペースを握ります。途中まで互角だったものの、GariaruのオリアナがRを3人に決め、リードを奪います。

 ただ、そこからの詰めをSHGがのらりくらりとかわし続けます。 ドラゴン前での集団戦ミスを咎め、ついに逆転。

 Ramuneのランブルのイコライザーも随所でささり、ベタ足の多いAXIZはそれだけでパワーを削がれてしまいます。

 結局、スケールするまえに押し切られる形となりました。 

 

 勝者:SHG

 

 

 

 

・今週の順位 まとめ

  

  やはり王者DFMが強い! 無敗でWeek2を終え、健在ぶりをアピールしています。

 2位につけるのはCGAとSHG。両チーム共にシーズン前は不安点を指摘されていましたが、堅実な強さを見せつけています。

 優勝候補と目されたSGと昨季2位のV3は3位タイ。両チーム共にここ一番での脆さを抱えています。

 同率4位タイがBCとRJ。特にBCは面子をほぼ変えない分、有利だと思っていたので以外な結果です。RJに関して言えば、コンセプトが明確な分、そこをもっと強化すべきという感覚はします。

 5位がAXIZ。見えないトンネルを抜けることはできるのでしょうか。

 

 

・Week のスケジュール

 次回日程は以下の通りです。

 

 

 第一試合 RJ VS AXIZ

 第二試合 AXIZ VS CGA

 第三試合 CGA VS V3

 第四試合 V3 VS RJ

 第五試合 SHG VS DFM

 第六試合 BC VS SHG

 第七試合 BC VS SG

 第八試合 DFM VS SG

 

 個人的な注目試合は第五試合のSHG VS DFMです。

 初戦こそCGAに敗れたものの、その後は順調に勝ちを重ねているSHG。彼らはDFMにどこまで通用するのでしょうか。今季のダークホースや如何に、です。

 そしてもう一試合。 第八試合のDFM VS SGですね。

 SGはすでに2敗を喫していますが、面子的にはDFMにも勝るとも劣らない形のはず。激戦が予想されます。

 

 次回は15日……日程が過密でメタの移り変わりが読みにくい中、各チームはどのように仕上げてくるでしょうか。 楽しみです。

 

 それでは、また。

 

 

LJL Spring 2010 Week1!!

 あけましておめでとうございます。

 LJLWeekまとめ人のみっしーです。

 

 本年度もよろしくお願いします。

 

 さて、今年もSpringがやってまいりましたが、USGの代わりになんと

Softbank」が参戦しました! 野球ではあまりにも名の知られた強豪ですね。

 チーム名は「Fukuoka Softbank HAWKS gaming」(略称SHG)

 メンバーもしっかりとした面子を揃え、期待も大です。

 

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 それでは本年度も見てまいりましょう。

 日程はこちら。

 

 第一試合 DFM VS V3

 第二試合 V3 VS AXIZ

 第三試合 AXIZ VS BC

 第四試合 BC VS DFM

 第五試合 CGA VS SHG(初参戦)

 第六試合 SHG VS SG

 第七試合 SG VS RJ

 第八試合 RJ VS CGA

 

 となります。

 注目の試合は、DFMの今季を占う第一試合と、

 SHGの戦力を図る第五試合でしょうか。

 個人的にはRJ入りしたhachamechaが、古巣CGA相手にどう戦うかが注目です。

 

 また、今年もLJL Highlightさんが動画を上げてくださってます。 

 相変わらずの素晴らしい編集にイチオシのページです。

 

 以下詳細です。

 

 第一試合 DFM VS V3「王者の貫禄」

絶望のワンボコンボ(AOEスキル連鎖)冴えわたるDFMの連携攻撃!

 

 今季初試合はDFM対V3の昨年決勝の組み合わせ。

 DFMはアフェリオスを筆頭に集団戦で勝ち切れる組み合わせを、V3はJGダイアナという奇手こそピックするもののMF、レオナを中心とした集団戦構成。

 1試合目からガチンコの同構成試合となりました。

 試合展開は取って取られてを細かく繰り返すレーン戦になりますが、集団戦フェーズに差し掛かると一気にDFMが加速します。

 Stealのジャーバンを中心にエンゲージをきっちりと決め、コンセプト通りに勝利を重ね、試合全体を支配しきりました。

 王者DFM、貫禄の勝利です。

 

 勝者:DFM

 

 第二試合 V3 VS AXIZ「KR、大暴れ!」

Bugiのエコーが仕掛けたパラレルトラップ。完璧な先読みでAXIZに息をさせない。

 

 敗北からの連戦で厳しいV3と、今季こそは上位に上がりたいAXIZの試合。

 V3はセト、アフェリオスとOPチャンプ2体にエコーを合わせた強力なメタ構成。AXIZはケイル、ライズという後半戦向けチャンプにアッシュを合わせます。

 しかしこの組み合わせ、単純にチャンピオンパワーが違いすぎる戦いになってしまいました。

 試合は終始V3ペースで進みます。最初の攻撃こそUinyanのテレポートでしのぐものの、Bugiのエコー、Archerのアフェリオス、KR選手両名がAXIZ側を次々と倒していきます。

 最後は10キル以上の差をつけ、V3が勝利しました。 

 

 勝者:V3

 

 第三試合 AXIZ VS BC「堅実という名の強さ」

この試合の分水嶺、RayFarkyのセトが暴れまくる!

 

 連敗は避けたいAXIZと、昨季は新体制で4位フィニッシュした有望株BCの戦い。

 AXIZはレッドサイドを選択するものの、なんとアフェリオスとセトを再び渡してしまいます。BCはさらに盤石にするためのグラガス、スレッシュを抑えます。AXIZはそれに対してシンドラBotを繰り出し、レーン戦でのドミネートを狙います。

 試合序盤はAXIZの思惑通り、Bot側で有利を築き、ファーストブラッド+タワーを獲得します。しかし、BCはうまくプレッシャーを捌き、試合をペースダウンさせることに成功。

 そしてそのまま集団戦フェーズ、ここでセトのパワーを存分に発揮し、RayFarkyが大暴れ。Roki、Yuhiの完璧な援護もあって集団戦でひっくり返します。

 そのまま堅実にリードを守り、詰め切ったBCが勝利しました。

 

 勝者:BC

 

 第四試合 BC VS DFM「緊迫の平行線」

 情勢不利を一瞬でひっくり返したのは、やはりこの男”魔術師”Steal!!!

 

 前半戦最後の試合は、勝利したDFMとBCの対決。

 BCはブルーサイドを選択し、DFMにOPチャンプのBanを迫ります。

 DFMが開けたのはアフェリオス、BCがとるものと思われましたが……優先したのはエリスでした。DFMは当然のごとくアフェリオスを抑えます。

 それに対して、BCの回答はSupバードの選択です。ベタ足チャンプであるアフェリオスを意識して用意したピックですね。DFMはそれに対してラストピックでブリッツクランク。 双方、カウンターを取り合いながらも、集団戦、レーン戦共にバランスの良い良ピックに仕上がります。

 試合内容はまさに一進一退。序盤はキャッチの強さでBCがリードを奪い、中盤からは集団戦の強さでDFMが返します。各々の個人技が光り、どちらもギリギリの戦いを仕掛けていきます。

 決定機だったのは2度目のバロンタイム。BCがキャッチをし、5対4の有利状況でDFMを追い詰めます。 しかし、それをStealのジャーバンが突如切り返し、Yutaponのアフェリオスが火を噴きます。 一瞬で盤面が入れ替わり、一気に集団戦を勝ち切りました。

 DFM、つばぜり合いを制しました!

 

 勝者:DFM

 

 第五試合 CGA VS SHG「蜘蛛の糸を掴む」

一瞬の隙をついたAriaのミラクルプレー!! ドラゴンもADCも射抜いて逆転だ!

 

 後半戦、昨季3位のCGAと、今年から参戦、九州の雄、SHGの戦いです。

 サイドはCGAがブルーサイドを選択し、再びOPチャンプの選択を迫ります。

 SHGは両方を開け、CGAはセトを優先。対してSHGはアフェリオスを取らず、MFを取っていきます。 

 CGAはセナ、ノーチラスにLJL今季初のリーシンをピック。

 SHGは珍しいピックであるコーキ。そしてセトにケイルを当てていきます。両チーム共に終盤戦寄り+集団戦が得意なチーム構成のガチンコ勝負となります。

 

 試合内容は序盤戦、CGAが激しく仕掛けます。CGAのジャングラーYoshiのリーシンを中心にリードを取ろうと攻撃を続けます。しかし、SHGは柔軟に受け止め、序盤のリードをSHGが握ります。

 転機となったのは2度目のインファーナルドラゴンファイト。Ariaのゾーイがドラゴンを射抜き、SHGの思惑を崩します。防御を固めたSHGにもう一発、Ariaがバーストを叩き込み、ADCのHoneyを討ち取る最高のプレーを決めます。

 これで集団戦を制したCGAが怒涛の攻撃を仕掛け続け、逆転勝利を果たしました。

 

 勝者:CGA

 

 

 第六試合 SHG VS SG「Ramune無双」

間違いなくこの試合の流れを決めたビッグプレー! Ramuneのルブランがアサシネイト!

 

 逆転はされたものの悪くない試合だったSHGに対し、ついに登場SG。九州対決となりました。

 レッドサイドをSHGが選択、しかもアフェリオスと、今季100%Banだったアカリを開け、OP選択を迫ります。

 SGの回答はアカリ。 SHGが用意していたのはルブラン。Ramuneを信じ、アフェリオスとブラッドミアを選択して終盤戦向けの構成を取ります。 SGはMF、ケネンなど早期からコントロールの取れるピックを優先します。

 試合序盤はSGがマップを支配し、キルを重ね、リードを得ます。

 しかし、ドラフトの思惑通り、Ramuneが情勢をひっくり返します。ドラゴン横の戦闘でADCをアサシネイトし、SGを翻弄します。結果、集団戦をSHGが制して主導権を握ります。

 結局、終盤戦まで時間を稼いでしまえばSHGが圧倒。Ramuneの活躍で勝利を手にしました。

 

 勝者:SHG

 

 

 第七試合 SG VS RJ「これがBlank!!」

そんなところから!? Blankのキヤナが真横からの奇襲!!

 

 本命と目されながらの黒星スタートしたSG、対するはスクリムでは調子が良いと下馬評のRJ。真価が問われます。

 この試合ではセト、アフェリオス共にBanされ、ブルーサイドのSHGはランブルをピック。RJはMFを取得し、集団戦向けの構成を取ります。

 それに対してSGはランブルをSupに回す奇手を取ります。LCKリーグで登場した新しいピックですが、レーン戦を重視しつつもオーンとセナによって終盤戦も戦える形に仕上げました。

 序盤戦はRJがBotに人数を割き、ペースを握ります。 ピンチのSGを救ったのは、JGのBlankでした。巧妙に位置を隠し、RJの虚を突きます。 そのワンプレーから集団戦を制したSGはじっくりと真綿で首を絞めるように有利を重ねていきます。

 最後は一か所ずつインヒビターを詰め、SGが勝利しました。

 

 勝者:SG

 

 

 第八試合 RJ VS CGA「Protect Art」

奇跡のストップウォッチ! Ariaの奇襲を捌き切るArt。これがこの試合を決定づけた。

 

 苦しみつつも勝ったCGAと、なんとか勝ちたいRJの戦い。

 RJはアフェリオスとセトを両方オープンにし、選択を迫ります。

 CGAはエリスを優先、それに対してRJはセトとソラカで返します。CGAは後にアフェリオスを取り、キヤナやエイトロックスなどのバランス重視の選択をします。

 RJはさらにジャーバン、ノーチラス等の前線要員をプラスし、集団戦向けの選択を完成させます。

 試合はまたもCGAが激しく攻め立てます。Ariaのキヤナが大きく成長し、単独でドミネートをするレベルまで至ります。

 しかし、RJはAriaの居ないところでアクションを続けます。全体的にはイーブンのまま、ドラゴンファイトを迎えます。

 ここでAriaが、RJの主力たるArtのアッシュの暗殺を狙います。ただ、Artの反応が勝り、ストップウォッチでデッドを免れます。チームのフォローもあり、勝ち切ります。

 中盤戦からグループアップをし、視界を丁寧に取ったRJはそのまま隙を見せずに勝ちを重ね、勝利しました。

 

 勝者:RJ

 

 

・今週の順位 まとめ

 


  Week1は大混戦。

 王者DFMが貫禄を見せた以外は横並びの結果となっています。

 チームの完成度という面ではDFM、BCが高い印象を受けました。

 同率2位のCGA、V3、SHG、RJ、SG、3位のAXIZもチームとしてのまとまりが確立してくると、また味が出てくるのではないでしょうか。

 

・Week2のスケジュール

 次回日程は以下の通りです。

 

 第一試合 V3 VS SG

 第二試合 BC VS V3

 第三試合 CGA VS BC

 第四試合 SG VS CGA

 第五試合 DFM VS AXIZ

 第六試合 RJ VS DFM

 第七試合 SHG VS RJ

 第八試合 AXIZ VS SHG

 

 注目はDFMの第六試合。コンセプトが明確なRJ相手に、DFMがどう立ち回るか。

 そして、アクションの多いCGA対BCの第三試合も気になるところですね。

 

 次回は2月11日(火) ……早いですね。楽しみです。

 

 それでは、また。

 

 

セナについての考察~ほとぼりが過ぎたころに~

 Worldsが終了してすっかり考察から離れていたみっしーです。

 皆さん、こんにちわ。

 

 といっても文章を書いていなかっただけで、LOL自体はものすごくプレーしていたのですよ……。前節TFTも過去最高というか本舗ではゴールド目標なのに、プラチナ以上に最終ランクは達しましたし……。次はダイヤだ。

 

 閑話休題

 

 そんな中、少々前に発表され、市民権を得たチャンピオン セナ(Senna ですが、新しい物好きな親友Aが(ユーミを使い込んでいた男です)再び手を染め、一か月以上もそれを観察しつつデータを蓄積しました。

 私自身も少し使用しましたが、セナ、強いですね。

 マークスマンとしてはナーフがはいってしまいましたが、サポートとしては十二分に選択肢に入ってくると思います。

 

 注:ナーフ前は勝率55%超えるOPピックでしたが、2019年12月25日現在、サポートでの勝率は48%と落ち着いた形です。

 

 そんなセナの使い方について少々考察したいと思います。

 

本日の主役

 

〇目次

1:スキルと特徴

2:強みと弱み

3:勝ち方

4:どんなチームに合うか

 

 それでは簡単ではありますが、見てみましょう。

 

 

1:スキルと特徴

 まず、セナのスキルを簡単にまとめますと、(Wikiから引用)

 

・パッシヴ
魂の赦し(Absolution)と削れた魂(Weakened Soul)とレリックキャノン(Relic Cannon)という3つのPassiveを持つ。

 

魂の赦し: Critical率が100%を超えた場合、余剰分の35%がLSに変換される。また、霧1スタック毎にADが1増加し、20スタック毎にAAとピアシングダークネス(Q)のRangeが25とCritical率が15%増加する。

 

削れた魂: 敵チャンピオンへのAA時に対象に霧(4s)を付与する。霧が付与された対象へのAA毎に、対象にLvに応じた対象の現在HP比例の追加物理DMを与え、その霧を獲得して霧が1スタック増加する。この効果は同一対象には4秒毎に一度しか発動しない。また、付近で敵ユニットデス時に、一定の確率で一部の敵チャンピオンとエピックモンスターは2体、その他の敵ユニットは1体の亡霊(8s)が出現する。亡霊は自身のAAでキルされ、自身は3Goldと霧1スタックを獲得する。

追加物理DM: [対象の現在HP × 1/2/3/4/5/6/8/10/12/14/16%] ※Lv11まで増加

亡霊出現確率: 100%(敵チャンピオン、大型ミニオン、大型モンスター)、20%(小型ミニオン、小型モンスター)/1.67%(自身がキル)

 

レリックキャノン: ADがLv上昇で増加せず、AS増加も1%毎に0.6%分のAAモーション短縮になり、CriticalDMが35%減少するが、AA毎に増加ADの20%分の追加物理DMを付与して対象のMSの一定割合分のMSが増加(0.5s)する。増加MSはLv1/6/10で増加する。

増加MS [対象のMS × 10/15/20%]

 

 とにかくAAに盛り盛りのパッシヴ効果です。

 クリティカルが上がれば射程があがり、チャンピオンに攻撃すれば「霧」のスタックを手に入れ、ダメージが上がります。スタックさえ稼げればどんどん戦闘力が高まっていくので、積極的に相手へ仕掛けていく必要があると言えます。

 半面、レベルアップのみでの戦闘力増加は控えめなので、レーン戦の勝敗が戦闘力に直結するパッシヴです。

 マークスマンとして運用していた時はミニオンからも亡霊(霧)を獲得できましたが、あまりにも強すぎたので確率は引き下げられました。

 

 セナのパワーを生かすにはこの霧スタックを如何に取得できるかにかかっているので、現在はサポートに徹する必要があるでしょう。

 

・Q

ピアシングダークネス
(Piercing Darkness)
Passive: 建物を含む敵ユニットへのAA毎にこのスキルのCDが1秒解消される。

Active: ワード、および建物を含む対象のユニットに向けて僅かな詠唱の後に闇のボルトを放ち、自身と当たった味方チャンピオンのHPを回復し、当たった敵ユニットに物理DMを与える。このスキルはOHEが有効。

回復HP: 40/60/80/100/120 (+0.25AP) + [増加AD × 40%]

物理DM: 40/70/100/130/160 + [増加AD × 40%] 幅: 260(回復HP)/130(物理DM)

Cost: 70/80/90/100/110MN CD: 15s Range: 600-1200(スキル)/1300(ボルト)

 

 セナをセナたらしめている凶悪スキルがQです。これにより、レーン戦での絶対的な優位性を誇ります。

 ダメージを与えつつ、味方も射程にいれば回復という一挙両得な盛り盛りスキルです。発生も詠唱があるとはいえ早く、交わし辛く、射程も長い。ADハラスサポートとしては他サポートと一線を画します。

 しかもAAでパッシヴを発動させつつ、QのCDも短縮されるため、AAの重要度が非常に高いと言えるでしょう。

 

・W

最期の抱擁
(Last Embrace)
Active: 指定方向に黒い霧を放ち、当たった敵ユニットに絡み付いて物理DM与える。対象がデスするか、当たってから1秒経過すると黒い霧が広がり、対象と周囲の敵ユニットにSnareを付与する。

物理DM: 70/115/160/205/250 + [増加AD × 70%]

Snare効果時間: 1.25/1.50/1.75/2/2.25s 弾速: 1000 効果範囲: 280

Cost: 50/55/60/65/70MN CD: 11s Range: 1150

 

 意外と高めのダメージに、直撃後の範囲スネアというこれも盛り盛りの強スキルです。弾速自体はそこそこですが、射程もそこそこ長く、ジャングラーのガンクなどに合わせると、すさまじい足止め性能を発揮します。

 コストもそこまで高くないのも利点となります。

 

・E

黒き霧の呪い
(Curse of the Black Mist)
Active: 1秒後、一定時間霧の嵐に身を包んで特殊なカモフラージュ状態の亡霊となる。霧の嵐の範囲内では味方チャンピオンのMSが増加(20%)し、攻撃を行うまでカモフラージュ状態になる。自身が攻撃を行った場合には1秒間霧の嵐が解除され、1秒経過後に再び霧の嵐に身を包む。また、霧の嵐の効果時間中に範囲外に出た味方チャンピオンは亡霊状態となり、MSが増加(20%)して範囲150以上離れた敵ユニットからは、攻撃を行うまで姿が隠される(誰か分からなくなる)。亡霊状態が解除されてから1.5秒後に、霧の嵐に入ることで再度亡霊状態になれるようになる。

効果時間: 6/6.5/7/7.5/8s

Cost: 70MN CD: 26/24.5/23/21.5/20s Range: 400

 

 ブリンクの無いセナにとっての唯一の生命線です。

 MSも上がり、味方もカモフラージュにできるため、ワーディングと合わせればガンクを回避するために一躍買うでしょう。

 エンゲージとしてもさほど強力ではありませんが、他チャンピオンのスキルと合わせることで凶悪なシナジーを発揮します。

 

 

・R(ウルト)

ドーニングシャドウ
(Dawning Shadow)
Active: 指定方向にビームを発射し、自身と範囲内の味方チャンピオンにDMを軽減するシールド(3s)を付与し、中心部分の敵チャンピオンに物理DMを与える。

シールド耐久値: 120/160/200 (+0.4AP) + [霧スタック数 × 1.5]

物理DM: 250/375/500 (+0.5AP) + [増加AD × 100%] 弾速: 20000 幅: 2400(シールド)/320(物理DM)

Cost: 100MN CD: 160/140/120s Range: 無限

 

 ここまで盛る必要あるか?というレベルのなんとグローバルスキル。

 味方にシールド、そして敵には高いダメージを与えます。集団戦でも使用することができ、レーン戦中でも他レーンに介入できるこれもまた盛り盛りスキル。

 尚、シールドの値は霧のスタックで増加していくため、レーン戦で勝利した場合のセナは、全マップ中にプレッシャーを与えられる強力な存在となります。

 

 

 総合的にみると、レーン戦に強力なセットをしつつも、キャッチ、グローバルダメージ、シールド、回復と決して集団戦が弱いわけではない性能をしています。

 (そりゃOPになるわな……)

 

 スキル上げはQ>W>E で間違いないでしょう。 W>Q>Eもワンチャンありますけど、Qがあまりにも強すぎるので揺るがないと思われます。

 

2:強みと弱み

 

 セナの強みは意外とはっきりしています。

 

①レーン戦で強力なスキルセット

 Qでハラス、回復、Wでバースト、セットアップ、Eで防御、エンゲージと常に強く立ち回ることができ、パッシヴによるAAの強力さでマークスマンと殴り合っても勝てる性能は相手にとって脅威です。

 

②グローバルウルトで勝利を簡単に還元できる

 レーン戦で優位をとったうえで、もし別レーンでアクションが起こった場合でもグローバルスキルであるRで介入できます。しかもダメージだけでなくシールドもかかるため、相手の計算を狂わせることができるでしょう。(正直シェンR+ジグスRみたいなやばめの性能)

 

③AD脅威アイテムとの相性の良さ

 現在のOPアイテム アンブラルグレイブとの相性がよく、レーン戦勝利時に積むことができれば、優位を手放さない視界確保を行うことができます。

 ダスクブレード、妖夢、ナイトエッジもサブキャリーを担うセナにとっては相性がとても良いので選択肢は非常に広くなります。

 

④純サポートアイテムとの相性の良さ

 これは③と相反するかもしれませんが、回復・シールドがあるためアーデントセンサーやアテネの血杯も運用しやすい形になります。

 場合によってはスロー付与するガンブレードも積む余地が生まれるため、マークスマンや他チャンピオンとの相性によっては、ビルド幅をさらに広げることができます。

 

⑤レイトゲームでの逆転性

 現在、マークスマンで運用することは難しくなっていますが、射程が伸び、クリティカルアイテムを積み切ればライフスティールも手に入って集団戦が非常に強くなります。

 サポートとしては脅威アイテムを積んでいきたいところですが、自分がキャリーにならなければならないときは、クリティカルアイテムへの派生も考えられるでしょう。

 

 つづいて弱みです。

 

1⃣即時CCがない

 スネアがあるとはいえ遅延があり、ガンク耐性が低いです。

 Eが生命線となりますが、ワードの無い時間帯に相手Duoに完璧にセットアップされると太刀打ちすることができません。回復があるとはいえ、本人の打たれ弱さも相手ジャングラーへ粘着される原因となります。

 

2⃣強みを生かすとプッシュするしかない

 レーン戦での強さを生かすなら、プッシュを続けてタワープレートやコントロールを取りきることが必要になります。その分、1⃣でも言いましたが、ガンクに弱い性質を持ちます。

 

3⃣ASが上がりにくく、タワー攻城性能が低め

 レーン戦・集団戦ともにチャンピオンやクリープを相手にするなら強いセナですが、パッシヴ上ASが上がりにくく、AAを乱発できることは難しくなっています。

 ゲームを圧倒していてアイテム差があれば、もしくは霧のスタックがたまって射程が伸びればタワーを攻めることはできますが、強い序盤でタワープレートを取りきるにはマークスマンやジャングラーのシージ力が必要になるでしょう。

 

 

3:勝ち方

 

 セナの強みを生かすならば、レーン戦で圧倒する必要があります。

 対面をQとAAでハラスし、相方となるマークスマンを回復させて体力優位をとったら、Wでキャッチとバーストを生かしてキル・アシストをとっていく。

 人数差を作ったらシージを行い、先にプレートとタワーを割り切ることを目標にするべきでしょう。

 

 問題はそこからです。

 セナは逃亡性能が非常に低いため、単独でワードを置きに行くなどの行為は折角とった有利を対手に渡してしまいます。

 なるべくマークスマンやジャングラーと連動して他レーンへスワップ(TopやMidに位置を変える)し、ジャングルの視界を確保しつつタワーを折りましょう。

 グローバルウルトを利用して、逆サイドにもプレッシャーを与えて、一気にマップ全体を制圧していきます。

 

 そのまま優位が取れ、相手よりも編成上、集団戦が強いのならオブジェクトを積極的に取り、バロンやドラゴンソウルで弱めのシージ能力を補うフィニッシュにつなげましょう。

 

 マスタリーはハラスを強化するエアリー、AA性能にスローを乗せるグレイシャルオーグメント、キャリー性能を高めるうえにウルトで回収しやすい魂の収穫者が主流です。

 アイテムは、アングラルブレイブ、ダスクブレード、妖夢などの脅威アイテムで強さを確保するか、アテネの血杯、アーデントセンサーでマークスマンの戦闘力をさらに補強するかという選択肢が主流となります。

 変わり種ではムラマナを積んで、カイサなどと似たようなビルドをとっているプロもいるようです。(若干遅いビルドですが……)

 

 なにはともあれ、序盤から有利をとり、プレッシャーを生かして次々とタワーとオブジェクトを確保する戦い方をするべきでしょう。

 

 

4:どんなチームに合うか

 

 まずボットDuoの話ですが、シージ性能やポーク性能の強いマークスマンが非常に相性がよくなっています。

 勝率トップはポークとAAの強さ、中盤でのエンゲージの強いアッシュ

 攻撃性が高く、シージも足も速いミス・フォーチュン

 タワーシージは苦手ですが、よりレーン戦の強さを高めるジン

 このあたりがセナの性能をより引き上げてくれます。

 

 ちなみに親友Aと私が組んだ際には、メイジBotとも相性は悪くありませんでした。

 主にシージ能力もあるハイマーディンガー、キルプレッシャーを高めるシンドラやニーコ等が高相性でしたね。

 なお、Aが別のプリメイドと組んでいるときにヤスオBotと組み合わせていましたが……相性そこまでよくないはずなのに馬鹿勝ちするんですよね。(わからん)

 

 チーム全体の編成としては、セナはCCが弱い傾向があるので、他レーンに補ってもらえると強くなります。

 タンクジャングルは少し今の環境では難しいので、トップにタンク、ミッドにCCとコントロールが取れるチャンピオンがあると嬉しいですね。特化した構成よりも、バランスのとれたチーム編成にセナはよく合います。

 総じてソロQ向けの性能をしていると言えます。

 

 逆にセナを出し辛い相手としては、フック系のサポートが来たときです。

 特にブリッツクランク、ノーチラスは一気にバーストを受けてレーン戦有利を手放す場合があるのできついですね。

 そして、相手チーム編成が徹底的に集団戦に強いCC系編成であったり、瞬間的にセナを倒すことができるアサシン編成の場合に大きく不利を取ります。相手ピックが見えていて、その傾向があるならセナはピックすべきではないでしょう。

 

 

 

〇まとめ

 

 レーン戦やドラゴンが大切な今のメタでは、セナは強いピックです。

 ガンクに十分注意して、ボットレーンを破壊する使い方をしましょう!

 

 

 

 それでは、また。

 

ガレンユーミについての考察。

 こんにちわ、Worldsも盛り上がってますね!

 ピッケムが燃えまくってるみっしーです!! 好きなチームをピックしすぎて大爆発しました!(GAMとNA……)

 

 さて、今回は表題の通り、Worldsでも見られたガレン・ユーミについてです。

 

 そう、奴らです。

 

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 実際身内でも何度か検証してみまして、その有用性と強さが凄まじい事だと言う事がわかりました。

 ワールドパッチは9.19ですが、9.20~以降のライブサーバーでも勿論使用できる戦略になります。

 ただ、ソロQで使用できるかというと微妙なところなので、チーム戦で使ってみるのがいいでしょう。

 

 では目次です。

 

1:ガレン&ユーミとは?

2:長所と短所

3:運用に当たっての注意点

 

1:ガレン&ユーミとは?

 

 単刀直入に言えば、Botレーンで、ボット担当がガレン、サポート担当をユーミにすることをガレンユーミといいます。(そのまんまです)

 

グループステージでは、ソナタムケンチVSガレンユーミというとんでもない対決があった。

 

 Worlds以前に始めて公式戦で使用したのはEUリージョンのFnatic(FNC)です。

 今回もグループステージを突破した古豪ですね。

実はEUの最終予選でも登場している。DFMにも勝ったSPYを打ち砕いた。

 

 ちなみに、TopでかのG2のWunderが使用したところ、対面にボッコボコにされた為、WunderよりFNCのADC、Rekklesの方がガレンが上手い、などと揶揄されていました(笑)

 現在、9.20のライブサーバーの環境では、Wがシールドになったうえに、自然回復量が上がり、Topレーンでも普通に使用されています。

 どちらにせよ、このガレンユーミのピックをした時に、「FNCは遊んでいるのか?」と戸惑いの声が上がったに違いありません。

 しかし、そこにはFNCが見出したとてつもない強さが隠れていたのです。

 

 閑話休題

 

 大まかなガレンユーミのやり方を申し上げて置きますと、

1・ガレンにレリックシールド、ユーミにスペルシーフエッジを持たせる。(レーン戦がきつい相手にはドランシールドも有り)

2・レーン戦はレリックとガレンパッシヴ、ユーミEでの回復で凌ぐ。(ユーミのマナはダークシールとスペルシーフエッジの回復+マナフローバンド)

3・ユーミのルーデンエコー+メジャイ完成後、対面をポークした後に無理やりエンゲージし、キルを取っていく。

4・試合が長引いてもユーミのQポークを主体に、ユーミRをガレンQの機動力で当てて、ポーク+エンゲージを担う。

 

 といった形ですね。

 

2:長所と短所

 

 まず、ガレンユーミの長所です。

 

○長所

長所①:ユーミの運用が極めて楽になり、火力特化できる。

 

 以前にユーミの記事を上げた事があるのですが、ユーミの欠点として非常にステータスが低い事が挙げられました。単独で捕まったときは勿論、宿るのがADCだった場合、一緒に倒されてしまった事が多いのです。

 その為、回復力とマナの補充、自らの生存力を上げる為に赤聖杯。ADCに宿った場合にASを補助する為のアーデントセンサーが必要で、ポーク力はそこそこに留まっていました。

 しかし、ガレンを相方にした場合は違います。

 ガレンはファイターでありながら、タンク性能と逃げ足が速く、中々倒されづらいチャンピオンの一体です。まさにユーミの”ボディ”として運用するのに相応しい耐久性があると言えます。マーキュリーブーツに加え、ルーンで行動妨害耐性をつけた場合、CCでとめられる時間も短くなります。

 加えて言うならユーミQを当てやすくできる機動性、ポーク後のユーミRによる強引なエンゲージにも全てがかみ合います。他レーンが負けていても、ガレンユーミは手堅く闘えば、ガレンが柔らかすぎることは少ないと言う事もありまして、安定した砲台の”台”が完成する事になります。

 ユーミ使いにしてみれば、倒される心配がなくなるというだけで、メジャイ等の運用が楽にできますね。ルーデンエコーも使用することで、砲台の”砲”として特化したポークマシーンの出来上がりです。

 最強の”矛”と、最強の”盾”が一緒にあれば、強いのは当然ですね。

 

長所②:レーンの維持が比較的楽である。

 

 以前のADC氷河期にファイターにレリックを持たせてBotレーンに送り込むという行為が良くありました。レリックシールドを2枚、もしくはレリック+コインやスペルシーフエッジという組み合わせは、視界を広げる事にも、レーン維持力を高める事にも繋がっていたのです。

 その行為がメジャーではなくなった後も、ひっそりとヤスオ・グラガスと言う高度な組み合わせで見る事はありましたが、廃れた戦術として歴史の闇に眠っていたのです。

 しかし、その維持力の高さをガレンユーミではパーツの1つとして用いています。

 回復力の高いユーミのE、ガレンのパッシヴに、レリックシールドの無料の回復力を加えれば、レーンの維持力は相当高いモノになります。

 加えて、タワー下でのガンク耐性が非常に高く、ガレンWによって異常なバースト対策になりますし、ガレンR、ユーミR取得後は、広範囲対策+カウンターでのキル狙いは万全なものになります。

 以前にレーン維持特化したソナタリック戦略がありましたが、それと同等かそれ以上のレーン維持力が有ると言えるでしょう。

 

長所③:至上最高クラスの機動力

 

 ガレンQによる加速に、ユーミEによる相乗効果で、相手としては捕まえる事がまず困難です。

 加えて言うなら、エンゲージできる硬さ、回復力、ユーミQによる(弱体化されたとはいえ)スロー、ガレンQのサイレンス等、相手の甘えに付け込むキャッチ力は天下一品と言えるでしょう。

 その上ガレンEによるミニオンクリア性能もあり、ガレンにテレポートを持たせる事でさらにグローバルに立ち回れる他、通常移動での寄りも素早い。

 味方のピンチにも駆けつける事が簡単なんですね。

 チーム戦においての足の速さは脅威であり、それをアイテムなしで実現できるのは大きな強みだと言えるでしょう。

 

長所④:ダブルサポートアイテムによる視界確保力+視界除去力

 

 レリックシールド+スペルシーフエッジでの視界確保力は、通常のサポート単独+味方の黄色トリンケットとは比べ物になりません。

 その視界の優位を生かして、さらにガレンユーミのキャッチ力は輝くのです。

 加えて、ガレンもユーミも赤トリンケットを持つ事で、通常よりも視界(ワード)除去力が強くなります。スプリットをしないタンクTopや、ジャングルも赤トリンケットを持つ事ができ、緊急用の青トリンケット1+赤トリンケット4なんていう光景も見られます。

 相手側の視界は真っ暗なのに対して、此方側は煌々と明るいマップを独占する事ができる。それはガレンユーミならではでしょう。

 尚、個人的にはガレンユーミやヤスオグラガスはEU以上に、KRチームが好む編成だと思っています。この視界掌握の強さは、KRの「当たらない」戦いに向いていますから。(勿論EUも1・3・1のスプリットプッシュが得意ですから有効活用できますけれど)

 

 

 続いて、短所です。

 

○短所

短所①:オブジェクトへのアプローチが弱い。

 

 APが積まれてからはユーミはそこそこのタワー割りをする事はできますが、リッチベインを積めない関係上、ソナタリックの様に中盤からの強力な詰めは難しくなります。

 ガレンは言わずもがな、オブジェクトへはタンクをする事しかできません。(打ちこわしを入れることでタワーのみへはアプローチできますが)

 その為、全時間でドラゴン、ヘラルド、バロンとタワーへのアプローチは難しくなります。チーム戦であれば、味方のピックである程度これは解消できるのですが、ソロやデュオで運用が難しいのは、この欠点があるからです。

 

短所②:序盤のレーンコントロールが取れない。

 

 ソナタリックと同様の欠点ですが、どうしても最序盤はマークスマンのAA射程に押されがちになります。メイジ+メイジのBotレーンコンビにも、序盤から中盤まで不利を蒙るでしょう。

 キルこそ取られないものの、常に押される展開となる為、ドラゴンコントロール、及びBotレーン側のジャングルやスカトルの支配権は相手に譲ってしまう事になります。

 ただまあ……。

Worldsであった一幕。ガレンユーミはソナタリックより遥かに戦闘力がある。

 

 闘えないとは言っていない!!

 と聞こえたようなFNCのキャッチキルでした。タワー下で戦うことは、ガレンユーミにとってはいつでも反撃チャンスなのです。

 

③:高いサスティン能力で魅力が半減する。

 

 高いポーク性能+機動力によるエンゲージ性能が魅力のガレンユーミですが、ポークしても回復されてしまうチャンピオンは天敵です。

 そう、ガレンを倒そうとするのではなく、ポークを回復される、例えばブラッドミアや、ケイル等の回復能力がある相手に対面を張られると、魅力は半減してしまいます。

 しかも、無理やりなエンゲージも外す事が出来るため、ガレンユーミを使っている意味合いが薄れてしまいます。

 これを完璧に遂行したのがWorldsでのSKTでした。

ポークを避ける機動力と回復力、ウェーブクリアでガレンユーミを封殺するTeddyのケイル。

 

 しかもケイルは後半戦に強く、硬い相手をたちまち倒す性能をしていますから、ガレンユーミへの天敵と言えるでしょう。

 

 

3:運用に当たっての注意点



 長所と短所を踏まえた上で、ガレンユーミを生かすにはどうしたらよいのでしょうか。

 ソロQ向けではなく、チーム戦向けという事は何度も述べてきたとおりですが、味方の編成、そしてBanがある戦いならば注意しておきたい事があります。

 

注意①:味方にオブジェクトを取りやすい(DPSのある)チャンピオンを選んでもらう。

 

 ガレンユーミ最大の欠点が、有利をオブジェクトにつなげにくい点です。

 なので、Midトリスターナやカシオペア、ジグス等のタワーシージやオブジェクトへのアクションに優れたチャンピオンを選んでもらう事が必要でしょう。

 ガレンがタンク役として機能する為、Topにはスプリットできるファイターを選んでもらうのもいいかもしれません。

 DPSも不足する為、相手にタンクが多すぎる時にはやはり味方に依存する事が多くなってしまいます。

 

注意②:味方のピックをなるべくダイブ構成に寄せてもらう。

 

 ガレンユーミのエンゲージから、一気に相手を倒しきるバースト力か、ダイブして捕まえきる拘束力がどうしても必要になります。

 しかも、長い距離を追うことになる為、機動力の遅いチャンピオンでは十二分にガレンユーミの性能を発揮できません。

 JGがリーシン、レクサイ、エコー、ノクターン等のキャリーピックをしたり、一気に味方に追いつけるライズをMIDやTOPで使用する工夫が必要でしょうね。

 

注意③:ジャングルプレイヤーにBot側のコントロールが取れないことは伝えておく。

 

 どう足掻いても、序盤にコントロールを取る事は難しい行為です。

 その為、Bot側でJGが戦闘を起こした場合、いくら機動力があるとは言っても、ピンチに駆けつける事は出来ません。

 最初からマップ下側での戦闘は極力避けてもらうという工夫が必要でしょう。

 ますますソロQでは使えない要素ですね……。

 

 

 

 

 以上の要素を踏まえた上で、まずはノーマル等で運用してみてください。

 中盤からの絶大な影響力は病み付きになるでしょう。

 

 

 それでは、また。

 

LJL Summer Final!! 日本代表決定戦!!

 漸く秋口で、ゆったりと過ごしてますみっしーです。

 それとは対照に、LJLは熱く燃え上がっています。

 

 ついにFinal。 DFM VS V3戦です!!

 

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 対戦カードは、

 シーズン1位 DetonationN FocusMe

 VS 

 シーズン3位 V3 Esports

 

 相変わらずハイライトは

 LJL Highlight! Meanwhile in Japan - YouTube 様が良いですね。

 マジでジェバンニです。早すぎる。

 

 

 

 予想編でも申し上げましたが、筆者はDFMの3-1予想です。

 では、見ていきましょう。

 

 

第一試合 Ace、躍動す!

試合の流れを決定的にしたAceのバックラインダイブ! 力を見せ付けた!!

 

 全体の流れを決定付ける第一試合、ピックはほぼ予想通り。

疑問符としてはモルデカイザーだが、Aceを警戒していた判断は正しかった。

 

 DFMはパンテオン、サイラスを抑えてフレックスピックを生かした少数戦の強い構成に。これはV3の得意な時間帯に仕掛けていける強さを練りこんだ良いドラフトです。

 対してV3はレッドサイドでの優位をしっかりと生かして、Midで優位の取れるルブランをピック。サポートでもスレッシュに対してラウムを当てるなど、しっかりとしたプランを完成させています。 ややドラフトではV3有利と言えます。

 

 試合内容ですが、まずはDFMがTopでダイヴを決め、上々の滑り出しを見せます。コントロールを握ったかに見えたんですが……Babyが2度目のダイヴを防ぎ、なんとかPazのエイトロックスを援護します。DFMは緊張からか息が合わず、惜しいシーンが目立ちます。

 対してBot側ではV3が有利を築きます。(カウンターを生かしたプレイですね)

 それを生かしてV3がダイヴを成功させ、テンポを握ります。ここからが得意なV3、テンポを渡さずタワーを次々と取得します。

 DFMも切り返そうと集団戦を仕掛けますが、EviのアルティメットにV3は動じず、逆にエンゲージを仕掛けます。崩れた陣形にAceのルブランが飛び込み、主軸であったYutaponをキル。V3はバロンを取得し、差を決定的なものにしました。

 

 緒戦、V3が勝利です!! (DFM 0ー1 V3)

 

 

第二試合 Gaeng "The God" 

Pazのライズのワープ先へ正確にフック!!Gaengが完璧に試合を壊していく!!

 

 有利なはずのDFMが第一試合を落とし、勢いに乗るV3。

 Bo5の流れはこのままV3のものなのか、V3の有利な第二試合、V3がやはりブルーサイドを選び、ピックが始まります。

 

V3は必勝のザヤラカン、DFMはついに伝家の宝刀を3本も抜いた

 

 V3はザヤラカンを選択、強気にBotレーンを壊すプランニングを変えません。加えてタリヤレネクトンと、序盤の強さを軸にしていく少数戦・エンゲージ構成です。

 DFMは伝家の宝刀とも言うべきEviのナー、Yutaponのルシアン、Stealのノクターンをピックし、これもまた序盤からゲームを壊せる対抗型の形を取ります。(ラストピックまでノクターンは隠して、Babyの攻撃性を抑えた工夫もありました)

 

 試合内容はまさにGaengが全てを壊した試合と言えます。

 開始数分、BotレーンでフックからYutaponのルシアンを庇うなどのファインプレーでダブルキル。さらに数分後にStealのノクターンがアルティメットでガンクを決め、さらにダブルキルを取得。一気にBotレーンの主導権を握ります。

 しかしV3は絶好調のAceがCerosから有利を握り、PazとBabyと協調することによってEviを追い詰めて、最初のタワーを獲得します。

 結果的には互角のまま、中盤戦に突入しますが、ドラゴンピット横での集団戦が、この試合を決定付けました。迂闊に進んだAceのレネクトンを、またしてもGaengのスレッシュがフックで捕まえ、バーストで溶かしきります。続いてPazのライズのワープ先にフックを当てるミラクルプレーも決め、この集団戦に勝ったDFMが流れを引き寄せます。

 その後もGaengが試合を牽引し、DFMが勝利しました!! (DFM 1ー1 V3) 

 

 

第三試合 華麗なる魔術師!!

3対5の絶望的状況をStealのアグロ引きとGaengのアルティメットで捌ききる!

 

 1-1のタイとしてここまでまったく互角の両者、運命の3戦目はDFMがブルーサイドを選択します。

 

ブルーサイドの意味をここで遺憾なく発揮。ザヤから選択。

 

 DFMはザヤをちらつかせ、ラカンを強要しようとしますが、V3が返したのはパンテオンタムケンチ。若干ちぐはぐな印象をうけます。そのままDFMはザヤラカンを揃え、Eviのナーを確保、少数戦集団戦共に隙のないピックをします。

 V3はヴァルスータムケンチの安定ピックから、ジェイスサイラスとTop-Midでペースを作る形に切り替えます。それに対し、DFMはスカーナーを投入し、V3のブリンクが薄い構成の虚をつきます。

 ドラフトではDFMが上回ったと言えるでしょう。

 

 そして試合開始後、早速DFMが動きます。序盤からペースを握りたいAceのパンテオンに対して、Stealがまだアルティメットがないにも関わらずガンク、Cerosもそれに答え、ファーストブラッドを獲得します。その優位を生かしてDFMが序盤のペースを握っていきます。

 そのままドラゴン前、DFMが優位を握りきると思ったそこに。

Baby、Aceのコンビネーションが突き刺さる!!

 

 ここでAceがパンテオンをピックした意味を見せます。Babyのサイラスがラカンのアルティメットをコピーし、エンゲージした所に、パンテオンのアルティメットとスキルが突き刺さり、一気にトリプルキルの大戦果!! V3がペースを引き戻します。

 テンポを握ると強いのがV3、ここで一気に攻め立てようとしますが、そこに立ちはだかったのはEviのナー、Cerosのシンドラでした。V3のプレッシャーをコントロールし、なかなか仕掛けさせません。

 V3が好機を掴んだのは、Eviのナーをようやく捕らえてリコールさせた3v5の集団戦。万事休すかと思われたそれを救ったのは”魔術師”ことStealでした。自らが囮の位置を取ることでフォーカスを集中させ、Gaegnのラカンがアルティメットで時間を稼ぎ、なんと逆にキルを返す戦果を上げます。

 こう着状態に陥った試合でしたが、地道にドラゴンを取得していたDFMはスニークバロンを決行。これがV3の焦りを生み、最後は……。

 

再びGaeng!!!!!!

 芸術的とも言える5メンチャームをアルティメットで決め、試合を決定付けました。

 DFMが勝利です!  (DFM 2ー1 V3) 

 

 

第四試合 復活の皇帝!!

最後を〆るのはやはり”皇帝”Ceros!! ソロキルで試合に終焉をもたらす!!

 

 ついに王手をかけたDFM。サイド選択権がある以上、取り返したいV3。

 第四試合が開始です。

 

スレッシュに対してレオナをピック。対抗できるか?

 

 ブルーサイドを取ったV3はザヤで再び圧力をかけます。それに対してDFMは意に介さないようにナースレッシュで返します。

 最終的にはV3は明らかなGaengのスレッシュへVividのレオナをあて、Bot側のカウンターを取ります。総合力に優れたバランス良い構成を取りました。

 DFMはカイサースレッシュでBotレーンは耐え、Midエコーを選択することでコントロールを取り、少数戦で崩していく意思を見せます。

 

 試合の内容ですが、まず先手を取ったのはV3でした。

 Stealの体力の低いところでBabyが奇襲をかけ、ファーストブラッドを獲得します。有利を生かして、BabyはAceの力を借りてマウンテンドラゴンを取得。これまでの試合と同様に、このテンポをどう転がすかが課題でしたが……。

やはり流れを変えてくるのはGaeng!!

 

 押し気味の様相をみせていたV3のコンビに、Gaengがスレッシュのフックを突き刺します。Yutaponもそれに乗り、ダブルキルを取得します。

 こうなると、拮抗してしまえばDFMがじっくりとコントロールをしていきます。決定的だったのはドラゴン前の集団戦でした。

焦ったV3を咎めた! ミスを見逃さないDFM!!

 

 インファーナルドレイクにBabyとAceがアクションをかけますが、DFMは素早く寄り、Stealがスカーナーのアルティメットで完全に集団戦を勝ちきります。

 ここまでくればDFMは流れを手放しません。しっかりとバロンを取得し、視界を決して手放すことなく、手堅く、手堅く本陣に迫ります。

CerosのクロノブレイクがV3の戦線を崩壊させる!!

 

 ついにDFMが勝利を収め、LJL優勝、WCS出場を決めました!! (DFM 3ー1 V3)

 

 

 

 

○まとめ

Eviを愛しむCeros。全試合でトップの有利を取りきったEviは素晴らしかった。

 

 と、いうことで、

 最終的にはDFMが3-1で勝利しました。

 V3も各自の力を発揮しきり、とても良い試合だったと想います。

 実際のところ、ポテンシャルは素晴らしかった。(特にAce)

 来年の春シーズンは、とても期待出来ると想います。

 

 筆者は予想通りでほっと一息。

 やはり、V3は4戦目で一端集中力が切れましたね。経験の差でしょう。

 

 一方、DFMは力を見せ付けましたが……。

 ここからが世界、WCSです。

 王者たるDFMには、昨年以上の結果を期待したいですが……。

 今年のWCSは全地域のチームで最高以上の結果が出ています。

 

 昨年度、日本代表に苦渋を舐めさせられたブラジルからは、過去最高のチームといわれているFramengoが。

 逆に日本代表を沈めたロシアは、元EUのノウハウを持ったUnicornsOfLoveが。

 メジャー地域も納得の過去最高チームが揃います。

 


 それでも、DFMに期待しましょう!!

 次は10月、WCS編にて!!

 

 

 それでは、また。